伊東和貴、氏岡真弓、岡雄一郎 鍛治信太郎
2015年4月8日23時01分
来春使われる中学校の教科書に、ノーベル平和賞を受賞したパキスタンのマララ・ユスフザイさん(17)が盛んに取り上げられている。生徒の年齢に近い子どもの活動から、人権や教育の大切さを身近に感じて、というのが教科書会社のねらいだ。一方、ノーベル賞受賞者の山中伸弥・京都大教授(52)も理科、社会で引っ張りだこ。保健体育ではさすがに山中教授が「辞退」する一幕もあった。
■マララさん、各社の教科書に
開隆堂出版は3年英語で、女子教育の権利を訴えたマララさんが2012年に銃撃されてから国連で演説をするまでの話を、演説風景やテロで壊された建物の写真とともに、計6ページを割いて説明。編集部内に「中学生には難しい」との声もあったため、銃撃したイスラム過激派を「ガンマン」と表現するなど、中学生でも分かる英文を心がけた。編集第一部の佐藤博参与は「中学生が世界に目を向け、人権の尊さや男女平等について考えるきっかけになれば」と話す。
東京書籍は3年英語の巻末で、マララさんの国連演説の抜粋を掲載した。
マララさんについての記述は、6日に検定結果が公表された今回の教科書で初めて登場した。英語や社会だけでなく、技術・家庭でも取り上げられるなど、11点で登場する人気ぶりだ。
開隆堂出版は、技術・家庭の家庭分野でも、「世界の子どもたちは、今」と題したページで、「世界には、女の子が学校へ行くことができない地域があります」と記し、マララさんの活動を取り上げた。
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