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JR山手線の新型車両 初公開
3月28日 15時26分

JR山手線の新型車両 初公開
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高齢化や2020年の東京オリンピック・パラリンピックに伴う観光客の増加などに対応して、優先席や荷物を置くスペースを充実させたJR山手線の新型車両が、初めて公開されました。
公開されたのは通勤電車用の「E235系」で、山手線としては、平成14年に運行が始まった現在の「E231系」に続く新型車両です。
新型車両には、高齢化に対応するためお年寄りや体の不自由な人などのための優先席が、1編成当たりこれまでの60席から88席に増やされ、席の前の床をピンク色にして分かりやすくしています。
また、すべての車両に1か所ずつ、車いすやベビーカーを利用する乗客や、大きな荷物を持った乗客のために座席のないスペースが設けられていて、東京オリンピック・パラリンピックに伴って観光客が大幅に増加しても対応できるとしています。
このほか、レールや架線に異常がないかを監視するシステムを新たに搭載したほか、企業の広告などを表示するディスプレーの数を増やしていて、これに伴って中吊り広告が姿を消すということです。
また、山手線のシンボルカラーのうぐいす色は、先頭部分のほかドアの部分に縦に入っていて、転落などを防ぐホームドアがあっても見えやすいようになっています。
JR東日本では、ことし秋ごろから山手線で新型車両の運行を1編成で始め、3年後から順次、現在の車両と置き換えていくことにしています。
JR東日本運輸車両部の太田朝道部長は「多くの人に利用していただいている山手線に最新の車両を導入しようと開発したもので、東京オリンピック・パラリンピックで海外から訪れる人たちに、東京の中心を走る山手線に乗っていただき、日本の鉄道技術を見てほしい」と話していました。

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