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 あなたも惑星の名付け親になろう――。国際天文学連合(IAU)は20日、太陽系の外にある20の惑星系(系外惑星)について、公募で名前を決めると発表した。一般から募るのは初めて。5月末まで募集する。

 系外惑星は太陽以外の恒星の周りを回る天体で、1995年に初めて発見された。これまでに1800個以上見つかっているが、「HD12345b」など、英数字などで発見順に分類されている。

 IAUは、親しみやすい名前を付けてもらおうと、世界中から名前を募ることにした。対象は、恒星とその周りを回る惑星からなる20の惑星系で、日本人が見つけたものも含まれる。

 応募できるのは、学校や地域の天文クラブなどの団体。16文字以下で、生存する個人名や商用につながる名前でないことなどが条件。5月15日までに登録した団体から、同31日まで募集する。6月の個人投票を経て、8月に結果が発表される予定。日本天文協議会は日本語の登録サポートサイト(http://exoplanet.jp/)を開設している。(佐藤建仁)