ベルリン=玉川透
2015年3月20日05時33分
欧州全域で20日、太陽の多くの部分が隠れる大規模な日食がある。壮大な天体ショーを待ちわびる人が多いなか、欧州の電力各社が気をもんでいる。一時的だが太陽光発電がほぼ全てストップするからだ。初めての体験を乗り越えようと、各社は連携して予想外の事態に備えている。
業界団体の欧州送電系統運用者ネットワークによると、日食は20日午前9時前ごろから正午過ぎにかけて観測され、欧州のほぼ全域に及ぶという。
前回、欧州で大規模な日食があったのは1999年。太陽光発電は今ほど普及していなかったが、その後、太陽光発電の電気を高く買い取る制度が本格整備され、ドイツやスペインなどで導入が進んだ。
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