2015年3月12日20時28分
文部科学省は12日、千葉や香川など全国各地の教員の自宅に300万円の送金を求める脅迫文が相次いで届いたとして、送金に応じないよう都道府県教育委員会に11日付で注意喚起したと発表した。
脅迫文はこのほか、埼玉県の公立学校の教職員338人に届いたのに加え、青森、栃木、茨城、愛知、岐阜、三重、奈良、徳島、福岡、熊本、宮崎の各県の教員宅などでも確認されている。
文科省によると、脅迫文は「教え子の心を傷つけた」などとしつつ、保護者から報復を依頼されたとして、国際スピード郵便を使ってタイに300万円を送るよう要求。「送金しなければ仕事を失い生活できないようにする」としている。複数の県で同じ文面が届いているという。
一方、教員に脅迫状が送りつけられている件について、徳島県警は恐喝未遂の疑いで捜査している。県警によると、徳島中央郵便局の消印がある脅迫文が届いたとの相談が徳島県内だけでなく、東京都内など全国から250件以上寄せられているという。
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