複雑なデータが一瞬で理解できる!良質インフォグラフィック20選
「インフォグラフィック」という言葉を聞いたはありますか?
情報を視覚的に表現した資料を指し、ここ数年、インフォグラフィックを使用する企業が増えています。
多用される背景には、「ビッグデータ」と呼ばれる膨大なデータから得られた分析結果を、専門家以外にもわかりやすく伝えるための手段として重宝されているというのが大きな要因でしょう。
また、インフォグラフィックは基本的にイラストや図形と数字から成り立っているものがほとんどです。
言語がわからなくてもある程度意味を理解できるのでクオリティの高いものは世界的に広がりやすい傾向にあります。
ビッグデータの詳細についてはこちら
今回は、複雑なデータを非常にわかりやすく視覚化している良質なインフォグラフィックを20個厳選しました。
プレゼン資料作成やホームページ掲載用の画像作成などの参考にしてみましょう。
1.マルチスクリーン時代 デバイスのいま
http://yahoojp-marketing.tumblr.com/post/109564662638
Yahoo!JAPANによる国内のデバイス理優状況を表現したインフォグラフィックです。
アニメーション形式のインフォグラフィックで、数字とイラストのみで構成されています。デバイス毎の具体的な利用シチュエーションをわかりやすく表現しています。
Yahoo!はこの他にも、2014年に820の日(ヤフーの日)特別企画としてインターネット広告の未来を描いたインフォグラフィックを公開しています。こちらも動的なコンテンツで流れが非常にわかりやすくなっています。
2.ビジュアルレポートで見るApple最新決算
https://newspicks.com/news/803525/body/
経済に特化したキュレーションメディア「NewsPicks」の編集部によるAppleの2015年第1四半期の決算をまとめたインフォグラフィックです。
グラフと数字で構成された非常にシンプルなグラフィックで、何が好調で何が不調なのかが流し読みしても理解することができます。
NewsPicks編集部は連載企画として、国内外の大手企業の決算資料をビジュアルデータに落としこんでわかりやすく解説した記事を定期的にあげています。
ビジュアルレポートで見る東芝最新決算
ビジュアルレポートで見るリンクトイン最新決算
3.1,000万ダウンロード記念 インフォグラフィック 「数字で見るメルカリ」
http://www.mercariapp.com/jp/info/20150202_infographics/
昨年、10億円を超える大型資金調達を2度も行ったフリマアプリ「メルカリ」。テレビCMの効果もあり1,000万ダウンロードを達成しました。
1,000万ダウンロード記念として、メルカリのダウンロード数の推移や流通総額、過去最大出品数などのデータをインフォグラフィックでわかりやすく説明した資料が公開されています。
4.コンテンツマーケティング
http://econte.co.jp/resource/item/cmig2015/
株式会社アイオイクスの子会社であるコンテンツマーケティング事業専門の株式会社エコンテが制作したコンテンツマーケティングに関する調査結果を示すインフォグラフィックです。
適度な情報量や見やすい配色、図形の使い分けなどが秀逸でインフォグラフィックのお手本にしたくなるような資料です。
5.世界のモバイルデータ量は5年で10倍に増加、シスコがインフォグラフィックで発表
http://www.sbbit.jp/article/cont1/29248
シスコシステムズが今年2月に発表した、2014年から2019年へのモバイルデータ量の変化予測を表したインフォグラフィックです。
シスコはこの5年間でモバイルデータ通信量は10倍増加すると予測しており、図と英語の簡単な説明だけで、世界的にモバイルシフトが更に進むであろうと主張していることがわかります。
6.コイニー、インフォグラフィックス
「数字でみるCoineyの1年」を公開
http://coiney.com/news/releases/2014/2014-05-09.html
スマートデバイスに接続するとクレジット決済が可能になる決済サービス「Coiny」が、サービスを設立した2013年4月10日から、2014年4月10日の1年間のサービスの推移をインフォグラフィックを用いて発表しました。
どこで、誰に、どのように利用されているのか、従来の決済サービスとの差別化ポイントは何なのかということが、たった6枚のシンプルな資料のなかで表現されています。
7.みんなの予約事情
http://yoyakulab.net/report/report02.php
予約マーケティング研究所が作成した予約に関するデータをまとめたインフォグラフィックです。
20~60代の男女600人を対象にして行われたこちらの調査によると、予約して利用するのは主に飲食店や美容室で、ネットで知って友人からの口コミを聞いた上で予約するかどうかを決めるという結果が出ています。
実店舗を持たれている企業様には非常に参考になるデータです。
8.【Ingress】各種数値データが記載されたインフォグラフィックを公開 → ダウンロード数は800万以上であることが明らかに
http://blogos.com/article/99404/
Googleが提供するスマホ用ゲームアプリ「Ingress」に関するインフォグラフィックが公開されました。
「Ingress」はAR機能を搭載しており、GPS機能を利用して世界規模で2チームに分かれて陣取り合戦を行うゲームで世界的に爆発的な人気を獲得しています。
このインフォグラフィックではどれだけの人気度合いなのかが、ゲーム的な要素がふんだんにあしらわれたインフォグラフィックで表現されています。
9.「生活費が高い国」トップ20に日本もアメリカも入っていない 1位は?(インフォグラフィック)
http://www.huffingtonpost.jp/2015/01/22/most-expensive-countries-to-live-in_n_6528630.html
イギリスのメディアである「movehub」が、各国での消費財の平均価格に基づいて「生活費が高い順」に色分けしたインフォグラフィックを公開しています。
数値を一切記載せず、色だけで表現しており、余計な情報が一切ないシンプルで斬新なインフォグラフィックです。
細かなデータはわかりませんがこの資料が最も伝えたいであろう「生活費が高い国」と「安い国」はどこなのか、ということが一目でわかります。
10.さわってわかる地域経済
http://www3.nhk.or.jp/news/business_infographics/sakura.html#!?m=201304
NHKが運営している、国内地域ごとの景気を「体温」に見立てて表現しているインフォグラフィックサイトです。
日銀が3か月ごとに発表する地域経済報告を元に、地域ごとの景気判断が前回と比べて「上向き」になったのか、「下向き」となったのかを「景気体温計」と例えて表現しています。
11.コミックマーケット来場者の実情がわかるインフォグラフィックスを制作、CCで公開!
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000881.000007006.html
世界最大規模の同人誌即売会である「コミックマーケット」の来場者についてのデータを、株式会社ドコモ・インサイトマーケティング株式会社と角川アスキー総合研究所が共同で集計し、インフォグラフィックにまとめたものが公開されています。
一枚目には、コミックマーケット開催日、都内で最も人口が集まるのが東京ビッグサイト(コミックマーケット会場)で、人混みの多いイメージのある新宿や丸の内と比較しても異常な人数が集まっているということがすぐに理解できます。
12.JAF
http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/rearseat/
JAF(一般社団法人 日本自動車連盟)による、シートベルトの着用率に関するデータをまとめたインフォグラフィックです。
車の後部座席でのシートベルト未着用の場合の「致死率4.5倍」というデータがインパクトあるイラストとともに提示されており、シートベルト着用の重要性を視覚的に訴求しています。
13.「この国の水道水は飲めるか?」を示すインフォグラフィック
http://news.mynavi.jp/news/2014/09/24/438/
インフォグラフィック制作を専門に手がけるNeoMam Studiosが、「水道水を飲める国」と「飲めない国」を2色で表現しています。
「飲めない国」をブラウン、「飲める国」を水色で表現しており、色のニュアンスでどちらの色がどちらを示しているのか分からなくなることを防いでいます。
14.How to Enjoy ONSEN (温泉の正しい入り方)
http://tg.tripadvisor.jp/enjoy-onsen/
世界各国のホテル・レストラン・観光地の口コミを掲載するメディア「トリップアドバイザー」が公開している「温泉の正しい入り方」を表したインフォグラフィックです。
インフォグラフィックは膨大なデータだけでなく、ハウツー系の情報もわかりやすく提示することができます。
トリップアドバイザーは他にもユニークなインフォグラフィックを公開しています。
http://tg.tripadvisor.jp/
15.「東京は世界5位! 世界の家賃相場比較」インフォグラフィックを公開しました。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000009351.html
アート・クラフト・サイエンス株式会社が制作した世界19カ国の家賃相場比較を表したインフォグラフィックです。
家賃が高くなるに連れてデータを表す家のイラストも高くなっていくという小学生が見てもすぐに理解できるような表現を用いています。
16.クレジットカードの歴史を振り返るインフォグラフィック
http://www.jaccs.co.jp/research/creditcard/index.html
クレジットカード会社であるジャックスが、設立60周年を記念して作成した、クレジットカードの歴史を表現したインフォグラフィックです。
一本の道を歩むようにクレジットカードの歴史がわかりやすく表現されています。
さりげなく、メソポタミア文明時代から歴史を辿っており、近代の産物というイメージの強いクレジットカードに意外な一面も表現しています。
17.みんなの家計はどうなった?消費税増税後のお財布事情2014
http://www.insweb.co.jp/research/report/zouzei-infographic.html
「保険の窓口」を運営するSBIホールディングス株式会社による、消費税増税前と増税後の家庭の経済事情を表したインフォグラフィックです。
消費税増税に伴って夫の小遣いを減らすかどうか、増税後に実際に減らしたかどうかというデータを、大きく配置された主婦らしい女性のイラストと、夫を表現していると思われる無数の人型ピクトグラムでユ―モアたっぷりに表現しています。
18.みんなのはたらくを見える化するインフォグラフィックス
リクルートによる、働くことに関するあらゆるデータをまとめたインフォグラフィックスです。
働く女性の都内主要エリア別の平均データやオフィスの人気おやつランキングから、会議中の内職(会議に関係のない仕事をすること)や都道府県別の平均残業時間など、普段はなかなか目に触れない、人に聞けないユニークなデータをそれぞれのテイストに合わせたイラストで見やすく表現しています。
19.記録で見る富士山
http://www.fujiyama-navi.jp/infographics/record/
富士山エリアの総合ナビ「フジヤマNAVI」が公開した富士山に関する記録をまとめたインフォグラフィックです。
最高年齢登頂記録が101歳、過去最低気温が-38度と、知っているようで知らなかった富士山の記録が満載です。昨年世界遺産にも登録された日本の象徴である富士山についての知識を深めることができる一枚です。
20.「我が家」のレシピが素敵なインフォグラフィックに変身するよ
http://news.mynavi.jp/news/2015/01/12/129/
ブラジルのクノールが行ったキャンペーンの一環で制作された、家庭に伝わる料理レシピを再現したインフォグラフィックです。情報を視覚化したもの、という概念で捉えれば、必ずしも文字やイラストのみで表現する必要はありません。
料理レシピをインフォグラフィックで表現するのであれば、このような味覚にも訴えるような形式が最適なのかもしれません。
まとめ
自社が持っている情報をいかに簡潔に伝えていけるかというのは、今後更に情報量が増していく世の中では必須のテクニックになっていくでしょう。
膨大な情報の中から自社サービスを選んでいただくためには、ユーザーの関心を素早く取り込む必要があります。ユーザーは、複雑でわかりづらいものからはすぐに離れていきます。
上記で紹介したユニークで良質なインフォグラフィックを参考に、自社サービスの訴求方法を改めて考えてみてはいかがでしょうか。
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