■テーマ
若者は草食化?夫婦はセックスレス?
日本人の"セックス離れ"を考える
2015年02月18日(水)「日本人の"セックス離れ"を考える」(探究モード)をポッドキャスティングで聴く
■スタジオゲスト
関西学院大学准教授、『文化系トークラジオLife』でもお馴染み、
『charlie』こと 鈴木謙介 さん
家族社会学が専門で、兵庫教育大学学校教育研究科助教 永田夏来 さん
■TELゲスト
日本家族計画協会クリニック所長 北村邦夫 さん
※一般社団法人・日本家族計画協会が先月発表した、第7回「男女の生活と意識に関する調査」の中に「2014年の調査で、男性の性交経験率が5割を超える年齢は"29歳"。2008年調査の23歳から6歳遅くなっている」との内容がありました。これを根拠の1つとして例えば毎日新聞は「<セックス離れ>若い男性、性の絶食化」、時事通信は「若年男性の「草食化」傾向にも拍車が掛かっている」などと報じました。しかし「荻上チキ・Session-22」のプロデューサーが当該調査の報告書を確認したところ、「これまでのセックス(性交渉)経験の有無」という項目に「26歳から29歳の男性で、経験ありが77%」とするデータも掲載されてたため、「男性の性交経験率が5割を超えるのは29歳」とする発表との整合性に疑問を感じ、担当ディレクターが協会に問い合わせました。その後、協会から連絡があり「指摘された点を確認したところ、2002年の第1回調査以来、この項目について統計の扱いにが誤りがあり、実際には2014年の調査で、男性の性交経験率が5割を超えるのは"20歳"だったことが判明した」との回答をいただきました(なお、協会は関係各所に訂正の連絡をするなどの対応をされています)。
▼1月に発表されたのデータ ▼2月18日に修正されたデータ