デザイナー必見!SimilarWebでバナーからランディングページまでのデザインを調べる3ステップ
SimilarWeb PRO版を使えば、ディスプレイ広告で集客に成功しているホームページがわかります。さらには、そのバナー広告のデザインやランディングページまで、すべてといかないまでも調べることが可能です。
本記事では、ランディングページの精度向上に役立てるSimilarWeb PRO版(有料版)の使い方を解説します。
バナー、ランディングページのデザイン調査の流れ
1.ディスプレイ広告でのトラフィックランキングを調べる。
2.そのホームページのバナー広告を調べる。
3.実際のランディングページを探す。
ランディングページは、キャンペーンなどに使われることが多いものです。ですから、この手法は、ディスプレイ広告での集客に力を入れているところはランディングページを持っているだろうという仮説に基いて調べていきます。
さすがに売上など実際の成果までは知ることはできません。しかし、その流れやクリエイティブのパターンを知ることができれば、デザインの引き出しを増やせると考えます。
1.ディスプレイ広告トラフィックを調べる
SimilarWeb PRO版では、ネット全体で流入元ごとのトラフィックランキング(訪問数ランキング)がわかります。
そこで、業界分析>CategoryLeaders>DisplayAdvertizing を選びます。ディスプレイ広告経由でのアクセスが多いドメインが表示されますので、カテゴリーや国を限定しますと、さらに好みのランキングになります。
変化率の多い順で並べ替えても良いかもしれません。ディスプレイ広告は期間を絞って展開することも多いですから、急上昇しているサイトも興味深いはずです。
表示されましたドメインのなかから、気になったものをクリックし、分析レポートへ遷移しましょう。
2.ディスプレイ広告のバナークリエイティブを調べる
つぎに、バナー広告のデザインも簡単に調べます。
レポート画面で、トラフィックソース>ディスプレー広告 と選びます。あまり期間が短いと表示されないこともあるため、まずは24ヶ月など長めの期間で調べると良いでしょう。
「広告クリエイティブ」タブをクリックすると、上図のようにバナー広告が表示されます。グラフでは、集客効果の趨勢(すうせい)が表示され、運用のヒントが得られるかと思います。
3.ランディングページを調べる
SimilarWebの最上位プランでは、競合の閲覧ページURLまでわかります。この機能を使ってランディングページを探します。
レポート画面のメニューから、ウェブサイトのコンテンツ>人気ページ を選びます。すると、競合の人気ページランキングが表示されるのです。
そして、ランディングページでよく使われます /lp/ というURLで絞り込みます。すると上図のようにランディングページが見つかるはずです。
<Google検索でLPを探す方法>
site:xxx.jp inulr:lp
xxx.jpというホームページでURLにlpを含むページを検索する。
見つからない場合は、期間を最大にしたり、Google検索で上記のように検索しますと見つかることがあります。
ランディングページはキャンペーン期間が過ぎてしまうと削除されることも多いため、追跡にも限界がありますが、ぜひ見つけて参考にしましょう。
成功しているLPにはひな形がある
SimilarWebで見つかったときは、URL横のアイコンをクリックしますと、ランディングページに遷移できます。
Google検索などで見つかる場合もあります。クリックした先でページが削除されている場合でも、検索結果のキャッシュからたどれることもありますので、粘り強く探してみましょう。
実際のLPが見つからずとも、継続的にLPが作られていれば、その内容や構成、見せ方などは踏襲されていると考えられ(成功法則のひな形はあまり変えたくないという心理)、近いものが見つかるだけでも参考にはなるはずです。
まとめ
SimilarWeb PRO版を使えば、一連のデザイン・クリエイティブの流れがわかります。ポイントは、集客で成果を上げているホームページから学べるという点です。
もちろん、予算などの多少は影響しているかもしれませんが、業界や競合のそうしたクリエイティブを分析できるのはとても貴重な機会です。
1.SimilarWebでディスプレイ広告経由のトラフィックランキングで調べる。
2.そのホームページのディスプレイ広告を調べる。
3.そのホームページのLPをSimilarWebやGoogle検索で探す。
ぜひ、デザインの引き出しを増やすときにお役立ててみてはいかがでしょうか。
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