ASKA
BROTHER
作詞:ASKA 作曲ASKA 歌:CHAGE and ASKA
フタを開けたなら 結局最後はこうだ
考えた通りの場面を食わされちまった
好きな女から突然無視されたようさ
ベルト解く手をベッドで不意にかわされたようさ
折れた船がやがて向かう朝はどこだい BROTHER
薄められて飲まされてるミルクの味だ BROTHER
俺の日めくりは他人とは違うらしい
5枚ずつめくるような それともただ落ちるような
遮断機を降ろされた少年兵みたいだよ
退くことができないまま 雨の行方をずっと気にしてるようさ
濡れた靴が上手く脱げない 夢中だったよ BROTHER
わかっててもやっかいなのは気持ちなんだ BROTHER
そして俺は BROTHER また始まりを見てる
95年に出たアルバムのリード曲。ASKAの一人称「俺」の歌は本当にわくわくする。
具体的に何のことを歌っているのかはわからない。
それでも、楽曲の圧力とともになんとなく伝わってくるイメージがある。
またこの歌詞には、フィギュアスケートでルールに沿って一つ一つ技を披露していくのと同じように、
段落ごとに粋な言葉遊びを一つ一つ繰り出している面白さがある。
BELIEVE IT?
作詞:ASKA 作曲CHAGE 歌:CHAGE and ASKA
喉の渇きで目覚めて うなる頭を持ち上げ
ハッと隣を見たら 見覚えのあるいい女
口に手を当てたまま そっとベッドをすりぬけ
もう一度覗きこんだら まさか そんな 某女優
だって彼女のドラマは いつも欠かさず見てるし
誰が犯人かぐらい 二週先まで読んでる
A・HA・HA・HA Believe it?
Believe you? you? you? you? you?
Believe it? Believe it?
※後略
88年3月に出たアルバムの曲だから、ASKAが30歳目前の頃に書かれた歌詞だろう。
事情説明のていでストレートな表現で書かれた、ASKAにしては珍しいスタイルの歌詞。
一見するとミスチルや秋元康の歌詞に似ているかもしれないが、Bメロの中に
「誰が犯人かぐらい 二週先まで読んでる」と、正しい日本語を離れたユニークなフレーズが出てくる。
秋元康では逆立ちしても出てこない表現だろう。
曽我部恵一
砂漠
作詞:曽我部恵一 作曲:曽我部恵一 歌:曽我部恵一ランデヴーバンド
MP3
真夜中までの距離 3000マイル
ずっと遠くの 遥かな街
星のワルツの調べ ずっと昔のメロディ
ねぇ ぼくの胸を裂いて
赤いキャンディをとりだして
そのあとぼくを抱いて そのあとぼくを抱いて
蜃気楼をめざす ぼくはキャラバン
月の砂漠を行く
ガードレール突き破ったあの車
いつものテープを流してた
ロックンロールのリズム ずっと昔のメロディ
ねぇあの狂った月に 水は流れているの?
ねぇあの狂った月は ただの光る砂漠
バスルームに転がった 赤い愛のキャンディ
おかしな結末だね
ル ルルル……
謎めいた歌詞。それでも何かしら情景を想起させるものがある。
はっきり語らないことで、全てを語らないことで、豊かな行間が生まれる。
星のレストラン
作詞:曽我部恵一 作曲:曽我部恵一 歌:サニーデイサービス
やさしい嘘を脱ぎ捨てて待ち合わせ
行方不明の子供たちばかりの街で
まるで生まれて来なかったようなふりして
噂どおりの重い扉を押しましょう
星のレストランで 今夜 星のレストランで 今夜
豚足 おいなり 玉子焼き ポテト あたりめ 醤油ラーメン
空に光るは遠い昔のサテライト
ビルの街も静かに明かりおとします
まるで家のない野良猫のように
音も立てず忍び足でたどり着く
星のレストランへ 今夜 星のレストランへ 今夜
フライドチキンとポップコーン 焼き鳥 餃子 スープカレー
星のレストランで 今夜 星のレストランで 今夜
愛をさましてはあたためて
ぼくらはお腹いっぱいになる
星のレストランで 今夜 星のレストランで 今夜
カルボナーラ ペペロンチーノ きんぴら ハムカツ 八宝菜
かぼちゃのコロッケ 釜揚げうどん お好み 枝豆 チリビーンズ
杏仁豆腐にスポンジケーキ コーヒー 紅茶 コーラフロート
アコーディオンやピアノが賑やかに奏でられるヨーロッパ民族風の曲。
『星を見たかい』を思い出させる物悲しいメロディに、どこかミステリアスな趣も加わる。
幻想世界のレストラン。そのメニューには楽しげな架空の料理が並ぶのかと思いきや、
安っぽいフードコート料理が次々と出てくる。この裏切り方が、すごく気持ちいい。
※今後追加していくかも……