睡眠時間を増やした方が時間の節約になるかもしれない

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上の図は非常に当たり前のことを実にシンプルに示しています。

ダニエル・カーネマンらが「一日再生法」で被験者から「時間ごとの疲労度」を報告してもらったものですが、▲は6時間以下の睡眠時間の被験者、○は7時間以上寝ている人たちの疲労度です。

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結果は当たり前ですがあからさまな差があります。

これを見ると、一貫して疲れている中で作業するとなると、はたしてそれで1時間余計に起きている方が「得」なのかという問題がどうしても意識されます。

とは言えこれは別に7時間以上寝るべきだというデータではありませんし、8時間以上寝ている人たちの疲労度も明らかになっているとは言えません。

先日「なぜ徹夜しても大丈夫なヒトは大丈夫なのか?」という記事も書きましたが、睡眠時間に関する個人差の大きさは相当のものです。

ただし、いずれにせよ、自分にとっての最適な睡眠時間を知っておく必要はあると思うのです。

もう一つ、冒頭の図から読み取ることのできる興味深い事実は、睡眠時間が長くても短くても、疲労度は起床後一貫して下がっていき、お昼付近がもっとも元気になる人が多く、その後はV字回復ならぬV字衰退になるということです。

瞬間ごとの単純な「疲労値」もさることながら、だんだん元気になると感じられる中でする作業と、だんだん疲れを感じる時間帯に作業することは、感じ方が明確に違うはずです。

私達は常に「時間不足」ですが、より多くネルとなればますます時間が不足するわけで、その中で限られた午前中、得に朝食後辺りに何をするかは、どう考えても重要なテーマだと、これを見ても感じざるを得ないわけです。

なお、上図の一日再生法の解説などは『ダニエル・カーネマン心理と経済を語る』の第4章に詳しく述べられています。

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