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インターンシップ

連載第一回では、ノースキルの文系こそ、就活には英語だということを強調しました。「英語よりも、何が出来るかが大事だ」に至る前に、「英語ができないと、仕事をさせてもらえないので、経験自体を積むことができない」という時代が来ると思っています。

第二回の今回は、「英語もできないノースキルの文系はこれからどうすべきか?」に書いたエッセンスの中から、英語もできないノースキルの文系状態から如何にして脱するのかという点を取り上げましょう。

ノースキルを抜け出すのに必要な期間

まず、「英語もできないノースキルの文系状態」のまま、他のテクニックで就活を乗り切ろうという考えはもう捨ててください。本の中でも繰り返し書いていますが、その発想は愚かです。そういう一発逆転の発想を繰り返していたから、本質的なスキルの蓄積がなく、英語もできず、ノースキルのままなのです。

辛い現状認識かもしれませんが、就活を始めた今、自分がノースキルであり、英語もまったくしゃべれないということを改めて認識する。そして、それを少しでも改善しようと努めるという方向性です。

では、「英語もできないノースキルの文系状態」は深刻だとみなさんは感じていると思いますが、どのくらいの時間があればこれから抜け出せるでしょうか?

1ヶ月でしょうか?

ノー。

そんなに簡単ではありません。

3年かかるでしょうか?

いや、そんなこともありません。

多くの学生の例をみてきた私が考えるに、その期間は、

「一年」

です。

これは、長いと見るか、短いと見るか。

私の考えでは、極めて短いと思いますす。わずか1年で、ノースキルの文系を脱して、英語が喋れるようになり、自分に自身を持つことができるのです。今までの20何年間とくらべても、ものすごく短いと思います。

ノースキルを脱するための具体的な方法

その具体的な方法はこうです。

まず、1年間休学してください。

そして、最初の半年は、フィリピンなりの英語学校で、24時間体制で、とにかく英語を学びます。その後の半年は、海外の会社で、英語を使ってインターンなりの実務経験を積んでください。

簡単にいったらこれだけです。これだけで、ものすごい差別化ができます。おそらく100人の普通の就活生の中でトップにたてるはずです。

「学生時代に何をやりましたか?」
「ベトナムで新しいホテルの立ち上げプロジェクトに参加しました」
「なかなかしっかりした経験だね。英語でやりましたか?」
「はい、仕事はすべて英語です。ベトナム語も簡単なものは喋れます」

内定出ますよ。企業はそういう人材が欲しい。喉から手が出るほど欲しいのです。

この方法は、本質的です。小手先のテクニックではないからです。「英語もできないノースキルの文系」から、「英語ができて海外での実務経験もあるタフな学生」に変身するというわけです。

実際にこんなことやっている人が居るとは思えない、という指摘を頂くかもしれません。しかし実例はたくさんあります。

わたしは現在ベトナム在住ですが、事あるごとに、ベトナムを訪れる学生と会うことがあります。その学生のほとんどが、英語の学習を一定期間終えて、ベトナムでの現地インターンをしにやってきている人です。1年間のあいだに20人以上の学生に会いました。

その他にも、私の本を読んだという学生からメッセージをいただくことがあります。本を読んで一年間の休学を決め、英語学習と海外での就労経験を得ようと行動を起こしたという報告をわざわざ頂いたのです。しかも、今年だけで3名の方から頂きました。

英語でインターンはハードルが高い?

英語と現地インターンというと、ハードルが高いように思う人も多いと思います。実際はそれほどでもありません。フィリピンなどの英語学校で学び半年で、英語が帰国子女なみにペラペラになるわけではありません。ただし、日常の会話と、英語で指示が出せたり、意思疎通ができて、自分がやりたいことを表現出来るようになるくらいまでは何とかなります。

インターンも、ものすごいハードルの高いものでなくても、みなさんが想像できるような仕事が沢山あります。

たとえば外資系のホテルなどは、常時世界各国からのインターンを受け入れています。リゾート地にある4つ星、5つ星ホテルでも、学生のインターンの受入余地があります。

そこで、英語を使って仕事を覚え、各国のお客さんにサービスをするといった経験を半年ほど積むことができれば、本当に得るものは大きいでしょう。

英語を使って仕事をやっているけるという自信、外国の多種多様なお客さんとコミュニケーションできる自信、まわりに日本人がいない中でやっていける自信、外資系のインターナショナルホテルといった、ちゃんとしたところで半年とはいえ働いたという自信。

こういうものがあれば、もはやあなたは、英語もできない文系ノースキルではなくなります。英語で仕事ができる海外経験のあるタフな学生になれるのです。

その時間が1年間の休学。これを、長いと感じるか、短いと感じるか。

そんなに遠回りをしてられないので、まずは英語もできずにノースキルのままでも短期的な就活を乗り切ろうと考えるか、それとも、急がば回れと、英語ができないノースキルの状態を脱するのに時間を使うか。

英語もできない文系ノースキルを脱するチャンスは誰にでもあります。無茶なほどハードルが高いわけではありません。多くの学生が実践しています。必要なのは、努力しようという覚悟と、1年間の時間です。

私の考えでは、英語留学+インターンの1年間という時間の使い方は、今後の人生において、とんでもなくお得で、コストパフォーマンスのよい時間になると思っています。

 

連載目次

第一回: 「英語もできないノースキルの文系」は、仕事と英語どちらを先に身につけるべきか?
第二回: 「英語もできないノースキルの文系」から抜け出すための具体的な方法

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大石 哲之

1975年生まれ。慶応義塾大学卒業後、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)。株式会社ジョブウェブの創業を経て、株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役、株式会社タグボート監査役、一般社団法人デジタルマネー協会理事。
現在はコンサルタントとして経営の支援や創業などにかかわる一方、海外に移住し、場所・時間・国家に捉われないライフスタイルを実践し、作家・ブロガー活動を通じて情報を発信している。著書に『英語もできないノースキルの文系はこれからどうすべきか』(PHP)『ノマド化する時代』『コンサル一年目が学ぶこと』(ディスカヴァー21)、『3分でわかるロジカルシンキングの基本』(日本実業出版社)、『過去問で鍛える地頭力』(東洋経済新報社)など多数。 Twitter: @tyk97

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