日々進化するIT業界ですが、今も日々あちらこちらで作られているスパゲティ・コード。
今日はその「スパゲティ・コード」のおいしい作り方を伝授しようと思います。
材料
まずは材料をそろえます。
必要な材料は
これだけです。
今回はこの材料をC言語を使って料理していきます。
JavaやC#、VB.NETなどでも可能ですが、今回はオブジェクト指向言語でないC言語を選びました。
また仕様書ですが、あまり難しい処理はダメです。完成前にプログラマーがいなくなる可能性がありますので、それなりの難度のものが好ましいです。
あと「コーディング規約」なんてものがついている仕様書もりますが、そのようなものはあとで邪魔になるので先に丁寧に取り除いておきましょう。
調理方法
さぁ、いよいよ調理です。手順は簡単です。
料理の手順はこれだけです。
あとはひたすらプログラマーが「できました」と言うまでひたすら待ちます。
注意事項としては出来上がりが気になっても絶対にフタを開けてはいけません。
出来の悪いプログラマーに熟成を任せます。
熟成させる目安は納期の9割くらい来た時でしょうか。
このあたりで一度フタを開けてみます。フタを開けるのですが決してフルオープンしてはいけません。
あくまでもmain()関数をちらっと見るくらいにしましょう。
main()関数が500行くらいあれば中々の出来です。
また、プログラマーの目を見て「とお~い目」をしているか「頭から煙がでている」のが確認できれば、完成はもうすぐです。
もし足りない場合はここで「ちょっと悪いけどこのチェックを追加して」と仕様変更をちょっと振り掛けておきましょう。
振り掛けたらもう一度きっちりとフタします。
出来上がり
ほぼ納期に近づいたら完成です。
フタを開けてみましょう。立派な「スパゲティ・コード」が完成しているはずです。
食べ方
食べ方は簡単ですね。main()関数を見て順番にソースを解読していきます。
ほら、出てくるわ出てくるわ、同じ処理のコピー&ペースト攻撃。関数内でもループカウンターの宣言が「int i,j,k,l,m;」。
キタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ !!!
もうこれは立派な「スパゲティ・コード」の完成です。
あとはじっくり1行、1行味わっていきましょう。
「data_check01()」「data_check02()」「data_check03()」・・・
完璧です。
注意事項
「スパゲティ・コード」を味わうには注意が必要です。
以下の方はご遠慮ください。
- お腹の調子が悪い方、胃の痛い方はご遠慮ください。
- うつ病などの精神的な疾患のある方。
- ご自分も「スパゲティ・コード」生産者の方。
- 納期に間に合わせたい方。
これらの方々は「スパゲティ・コード」を食することで、胃に穴が開いたり、うつ病がひどくなったります。
またご自分が「スパゲティ・コード」生産者の方は「何が悪いの?」と本来の味を味わえない可能性があります。
納期に間に合わない・・・責任は取れません。