ホンダ:2代目NSXを初公開 北米自動車ショー

毎日新聞 2015年01月13日 09時44分(最終更新 01月13日 10時34分)

北米国際自動車ショーで、ホンダが発表した高級スポーツカー新型NSX=米デトロイトで12日、清水憲司撮影
北米国際自動車ショーで、ホンダが発表した高級スポーツカー新型NSX=米デトロイトで12日、清水憲司撮影

 【デトロイト清水憲司】ホンダは12日、米デトロイトで同日開幕した北米国際自動車ショーで、高級スポーツカー「NSX」の2代目を発表した。10年ぶりの復活で、ツインターボエンジンと三つのモーターを組み合わせたハイブリッド車にした。初代は米国でも人気を集めただけに、会場でひときわ大きな歓声を浴びた。

 NSXは「和製スーパーカー」の触れ込みで1990年に発売され、2005年に生産を停止した。日米を中心に世界で1万8737台を販売。2代目はボディーに初代と同じアルミニウムを使い、軽さと高い強度を実現したという。最高出力は日産GT−Rとほぼ同じ最高出力550馬力を超える。まず北米で今夏から予約を受け付け、価格は初代の2倍以上の約15万ドル(約1800万円)からにする方針。日本や中国市場にも順次投入する。

 北米市場は景気回復とガソリン価格低下で、スポーツカー人気が高まっており、NSXには地元メディアも「一番の人出になるかも」と予想するほど。NSXの赤い車体が姿を現すと、ごった返す発表会場からは拍手がわき起こった。

 ホンダの高級ブランド「アキュラ」から発売する。アキュラのマイク・アカビッティ上級副社長は「スーパーカーだった初代NSXを忠実に受け継いだ全く新しいNSXだ」と話した。

 同ショーは報道陣や業界向けの公開後、17〜25日に一般公開が行われる。

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