秋元才加、女性消防士役を体当たりで熱演「精神も肉体も鍛えられた」

写真: マイナビニュース

阪神淡路大震災で、命の最前線で闘った消防士の奮闘と葛藤を描いた舞台『ORANGE』が、震災から20年という節目に映像化され、1月19日にスペシャルドラマ『ORANGE〜1.17 命懸けで闘った消防士の魂の物語〜(仮)』(TBS系 21:00〜23:09)が放送される。特命救助隊を目指す女性消防士役を演じる元AKB48で女優の秋元才加が、このたび本作への思いを語った。

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阪神淡路大震災発生当時、実際に救助に当たった消防士100人以上に取材をして作り上げられた舞台を原案とする同ドラマで、秋元は、岩手県盛岡消防の消防士・雪村華役を熱演。危機管理に優れた神戸消防で厳しい訓練を受け、地元に持ち帰ろうと決意している、東日本大震災と阪神淡路大震災を背負ったキャラクターで、秋元は実際に、神戸消防の指導の下、厳しい訓練シーンもすべて自分で行った。

「台本を読んだ時に、責任をすごく感じた。被災地のみなさんの気持ちをくんだ上でしっかり取り組みたいと思ったし、ものすごく大きい役だと思った」という秋元は、今回の役で「精神も肉体も鍛えられた」と振り返る。そして、「身体能力が生きてよかった。今までそういう芝居を見ていただく機会がなかったので、『ORANGE』が放送されたら何か変わるんじゃないかってドキドキしています」と期待感を示した。

また、踏ん張って頑張り続ける雪村のキャラクターについて、「自分が弱いから強く見せたいんだろうな」と分析し、「私自身も、弱いってわかっているから強くなりたいと思うので、そこは同じ」と共感。男性の中に女性1人という環境だったため、「初めて男女の性別を意識した感じがした」とも語った。さらに、「生きているうちに、家族や大切な人を大事にして、感謝して、一生懸命生きるんだぞ」とメッセージを受け取ったと明かした。

なお、主人公の猪突猛進型の特別救助隊隊員・小日向雄治役を演じるのは、上川隆也。小日向とは対照的に理論的に物事を考えるタイプで、小日向からよく叱咤を受ける若手消防士・山倉隆志役は、『ルーズヴェルト・ゲーム』で注目を集めた工藤阿須加が演じる。優しい中隊長・桜井祐司役は、杉本哲太。そのほか、倍賞美津子、谷村美月、板谷由夏、小池栄子らが脇を固める。

(C)TBS