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自動運転車の開発競争力強化へ検討会12月30日 6時11分
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ハンドルなどを操作しなくても走る自動運転車の開発競争が世界的に進むなか、経済産業省は、有識者などによる検討会を来年2月にも発足させ、日本メーカーが共同開発できる分野を選び出して提言するなど、競争力を高めるための議論を始めることにしています。
自動運転車は、GPSで車の位置を把握しながら、カメラやセンサーを使って障害物への衝突を防ぐなど、人がハンドルやブレーキを操作をしなくても、安全に走行できる次世代の車です。
経済産業省は、自動運転車の実用化に向けて、国内メーカーの競争力を高めようと、メーカーの担当者や有識者などによる検討会を来年2月にも発足させることになりました。
この中では、メーカー各社が独自の開発に固執すれば海外メーカーとの開発競争に後れをとるおそれがあるとして、▽センサーなど、どのメーカーでも使い共同開発できる分野を選び出して提言することにしています。
また、▽共同の研究開発拠点を整備することや、▽開発した技術の国際標準化を進めることなどについても検討する方針です。
自動運転車の開発は、自動車メーカーだけでなく、IT企業のグーグルも参入するなど、世界的に競争が激しくなっており、経済産業省は、メーカー各社の協力態勢を構築することで、競争力を高めることを目指していきたいとしています。