インド 日本人女性を乱暴し監禁 ５人逮捕

1月4日 1時38分

性犯罪が相次ぐインドで、日本人の女性を乱暴したなどとして、インド人の男５人が逮捕され、女性は１か月にわたって監禁されたということで、現地の警察では、日本人観光客を狙った組織的な犯行の可能性もあるとみて捜査を進めています。

インド東部コルカタの警察によりますと、去年１１月下旬、現地を訪れていた２０代の日本人の女性が、日本語を話しガイドを名乗るインド人の男から仏教の聖地として知られる東部のブッダガヤへ観光に誘われ、現地で銃を持った複数の男に乱暴されました。
さらに、男らは女性を脅して、日本円にして１４万円余りの現金を奪ったうえ、およそ１か月にわたって女性を監禁したということです。
女性は先月下旬に逃げ出し、被害届を受けた警察は、これまでにインド人の男５人を、女性を集団で乱暴した疑いなどで逮捕し、日本人観光客を狙った組織的な犯行の可能性もあるとみて、犯行に加わったとみられるほかの男らの行方を捜査しています。
インドでは、３年前に女性が複数の男に乱暴され、殺害される事件が起きて以来、性犯罪が大きな社会問題となっていますが、悪質な事件が今も後を絶たず、取り締まりの強化が課題となっています。