2014年11月29日16時23分
阪急電鉄は28日、学童保育事業に参入すると発表した。来年4月に豊中駅(大阪府豊中市)で始めるのを皮切りに、5年間で10カ所に広げる。少子化で見込まれる鉄道利用者の減少を、沿線に子育てしやすい環境を作ることで食い止める考えだ。
施設名はアフタースクール「Kippo(キッポ)」で、小学1~6年生が対象。豊中では駅施設内の事務所スペース(約100平方メートル)を活用する。週5日、午後7時まで利用すると、小学1年生の場合で月4万5千円(税別)。公設の学童保育の数倍だが、午後9時までの延長や小学校へのお迎えサービスなど、民間ならではの独自性を出していくという。
阪急の松本美樹・経営企画部課長は「親にとっては駅に迎えに行ける便利さがある。子育て世代のニーズに応えたい」と話した。
鉄道会社による学童保育は首都圏や名古屋で進むが、関西私鉄では初めて。
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