ノービザ30日滞在にプラス30日で計60日間滞在できるようにバンコクのイミグレで延長手続きをしてきた。タイ語を話せないし英語も最低限しかできないが、流れ作業なので簡単だった。
概要
イミグレに入ってからすべきことを時系列に沿って解説する。最初にイミグレに行くのではなく、パスポートコピーと写真を用意する。次にイミグレで必要書類に記入し、指示に従って部屋を移動していけばOK。
なお、イミグレへのバスでの行き方や帰り方については次のページで解説している。
必要書類
必ず持っていくもの
- パスポート
- 1900バーツ(延長手数料、6700円相当)
- 滞在先の住所と電話番号がわかるメモなど
パスポートに入出国カードが入っているのを確認しよう。
イミグレで用意できるもの
- パスポートのコピー
- 写真(4cm×6cm)
- 申請用紙
パスポートのコピーは1枚2バーツ。必要なページを2枚で収まるようにコピーしてくれる。
筆者は自分の写真を持参した。規定サイズよりも小さかったが問題なく手続きされた。
滞在期間の延長を申請する書類はイミグレで係員にもらえる。事前に記入しておきたいのなら、次のリンク先でダウンロード可能。
次のページにその他の書類も含めて一覧が載っているが、書類を印刷する時は裏表で印刷するようにと注意書きがある。「2枚に分けるな」ということだね。
Note: In case of any 2-pages form, please print out in one paper(front and back page).
イミグレの館内図を確認
バイクタクシーに降ろされたところ近辺にある出入口から入る。ドアが2つあるが、左側が入口。
入口を入るとすぐに手荷物検査される。空港のセキュリティ・チェックの要領で持ち物をカゴに入れ自分はゲートをくぐる。下図内で点線で示した流れで進む。下図は検査をパスしてから撮影した写真。
手荷物検査を無事に通過すると開けた場所に出る。下図内で黄色の楕円で示した館内図を確認しよう。
地図内に現在地(You are here.)が示されている。まずは下りエスカレーターで下のフロアに行く。なお、パスポートコピーと写真を持参したのなら、下に行く必要はない。イミグレへ行こう。
パスポートコピーと写真を購入
下りエスカレーターに乗る前でも「copy」の案内看板が見えている。でもこれは容易に撤去できるので、あなたが行った際には案内看板が必ずしもあるとは限らないので気をつけてね。
案内看板はコピーと写真屋の方向だけでなく、「1分で写真4枚100バーツで撮れる」とも書かれている。
上記案内看板が指し示す方向に進んでいくと、途中でいくつかのお店がある。
分岐と思われるところでは案内看板が立っているので迷うことはない。下図では案内看板を手前と奥で2つ確認できる。
目的地に着くと、これでもか!というくらいに「COPY」やら「PHOTO」やらの看板が乱立していた。タイ政府の建物内のコピー屋とはいえ、ここは民営なのかな~って思ってしまう。
筆者は顔写真を持参したので、コピーだけ利用した。係員が次のページをコピーした。ちなみに、ここの係員は愛想がそこそこ良かった。
- 顔写真があるページ
- 今回の入国スタンプがあるページ
- 入出国カード
イミグレで申請用紙に記入
コピー屋がある階から上の階に戻る。イミグレは最初に確認した館内図のある場所から近い。
入り口に「IMMIGRATION DIVISION 1」と書かれているので、コピー屋ほどではないがこれまた分かりやすい。入り口付近に営業時間や休みについて書かれている。
イミグレに入って下図内で黄色の楕円で示したカウンターで申請用紙をもらう。カウンターは3つあり、筆者は右端のカウンターで申請用紙をもらった。
申請用紙に何を書くべきかはぱっと見では分からなかった。下図内の黄色の四角で示したアクリル板に貼られている「書き方」を見れば一目瞭然だった。黄色の楕円で示した部分はノリ(写真貼付用)。
申請用紙の書き方は次のとおり。書き方の具体例なので分かりやすい。赤文字部分を自分の情報に置き換えて記入する。PCでご覧になっているのならクリックで拡大表示可能。
筆者は写真をカットしてなかったが、係員に言えばハサミでカットしてくれた。そこまで頼んでもないのに、今回使う予定のない写真も一枚一枚カットしてくれた。ここの係員の愛想はかなり良かった。
カウンターが3つある内の真ん中のカウンターで必要書類を確認してもらうと、次の部屋に行くように言われる。
ちなみに、各空港の英語でのつづりはWikipediaによると次のとおり。
- スワンナプーム国際空港:Suvarnabhumi International Airport
- ドンムアン空港:Don Mueang International Airport
受付番号を受け取る
申請用紙を記入した部屋から、受付番号を受け取る隣の部屋に来た。ここの係員はそんなに愛想は良くなかったが、不快でもなかった。
筆者が受け取った受付番号の紙切れ。受付番号を発券されたのでまた次の部屋に行く。
紙切れからは次の情報を読み取れる。
- 受付番号はK1の32番
- カウンター番号26か27で応対予定
- 書類提出待ちは現在6名
必要書類を提出
必要書類を提出するカウンターは申請者用の待合スペースをぐるっと囲うようにある。数えてはいないが、40くらいはあったんじゃないかな。
筆者はカウンター番号26か27で呼ばれるようなので、その付近で待機する。
上図内左上の電光掲示板で、現在最新の呼び出し中の受付番号とそのカウンター番号を掲示する。各カウンターでは、応対中の受付番号が表示されている。上図に補足を入れると下図のとおり。
待ち時間20分で自分の受付番号が機械音声に読み上げられた。筆者は26か27のカウンターで受付されるのかと思いきや、28番のカウンターで受付された。ここの係員はかなり愛想がよかった。
パスポート、1900バーツ、必要書類を提出し40分後に延長OKのスタンプが押されたパスポートを返却された。この部屋に入って合計で1時間の待ち時間があったわけだ。
滞在延長OKのスタンプと領収書
延長OKのスタンプはかなり大きい。ページ半分も使っている。パスポートを返却してくれた係員もかなり愛想がよかった。
手数料1900バーツを2000バーツで支払っていたので、お釣りの100バーツが返還された。領収書にステープラーで留められていた。
延長申請日から30日後に滞在期限が設定されるのではなく、当初の滞在期限にプラス30日されるのはいいね。ビザランだと滞在期限が余っていても、それは帳消しで新たに30日の滞在期間が与えられるだけだしね。
補足
30日間延長について
ノービザで30日の滞在延長が可能になったのは2014年の夏頃から。以前はノービザだと7日間しか延長できなかった。これだと全然おいしくない。
今後またルールが変更になって短くなったりするかもしれないので、延長手続きに行く前に確認するほうがいい。なお、滞在期間の延長は入国1回につき1回だけ。
朝一がおすすめ
延長手続きは朝一で向かう方がいい。午前中でも遅い時間帯になると混んでくる。午前中に必要書類を提出できても、受け取りは昼休み1時間を挟んで午後になることも考えられる。
時間つぶしアイテム持参推奨
筆者は早い目に行ったものの結局1時間ほど待つことになった。早起きで睡眠不足だったので、ぼーっとしている間に1時間経過したが、もっと長時間になると流石に退屈だ。
冷房はそれほど強くはなかったので多くの人には防寒着は必要なさそうだ。
まとめ
1900バーツという決して安くない手数料を支払うが、タイ国外にわざわざ出国する必要がないメリットは大きい。ビザランだと1日仕事だが、延長だと半日仕事で終わるのがいいね。