いやー、実のところ、禁止にするメリットが全くよくわからないんですよね。誰にもメリットなくないですか?
副業禁止の理由
就業規則で会社員の副業を禁止できる理由は、実はごくわずか - 就職しないで、ブロガーになった人のBlog
上記の記事によると、過去の判例によれば「労働時間や労働の性質からして、本業に支障が出る恐れがあるもの」「会社の秘密が外部に漏れる恐れがあるもの」が副業を禁止可能な理由たりえるようです。
後者については、そんなリスクを冒して副業をする人はいないでしょう。というより副業とか関係なしに社外秘の情報を外部に漏らすのは危険です。そのため、多くの会社で副業を禁止しているのは主に前者の「本業に支障が出る恐れがある」という理由によるんだろうと思うのですが...
副業をするのは「それなりに意識が高い系」
副業をしたい人って、当たり前ですが収入を増やしたい人ですよね。副業で本業を追い越せるほどの利益を初めから得るのはとても難しいわけで、その人にとっては足元を支える「本業による収入」はとても大事なわけです。
そんな人が、日中のオフィスでの仕事をそこまで疎かにするでしょうか?副業にうつつを抜かしてサボるでしょうか?僕にはとてもそうは思えません。むしろ、主収入を安定させるために「文句を言われないようにやるべきことはきちっとやる」そういう働き方になるのではないかと思います。
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そんな働き方じゃダメだ!求められていること以上のことをやれ!という人もいるでしょうが、それはあくまで「会社側の考え方」もしくは「超・意識高い系の考え方」です。会社が従業員にそういう働き方をさせたいのは理解できますが、全ての個人がそれに付き合う必要はありません。
「それなりに意識が高い系」の人が会社できちんとやるべきことをやり、プライベートの時間で副業をする。その程度のことも認められないのに、これからの時代に労働力を確保できると思っているんでしょうか?
副業をしている人の方がクリエイティブ
「週4勤務+副業で、それぞれからチャンスが巡ってくる」ロフトワーク・石川真弓の常識を覆す働き方 | CAREER HACK by enjapan
上記の記事にもありますが、実際に社員の多くが副業を行っている会社の方がよっぽどクリエイティビティは高いと思われます。
だってそうじゃないですか?全員が全員、今の会社の業務内容にしか興味がなくその分野についてしか知らない。そんな会社より「俺、今はこんなのやってるんだけど、これって案外儲かるんだよ」「私はこれやってるけど、最近はあんまりなんだよね」みたいな会話の出来る会社の方が、よっぽど新しいアイデアも生まれやすいでしょうし、ビジネスチャンスにも繋げやすいでしょう。
IT技術者はよく「社外の勉強会に参加する」「オープンソース・コミュニティに参加する」みたいなことを会社からも推奨されますが、これって暗に「会社の業務だけやっていてもいい仕事ができないこと」を認めてますよね?そういう風にプライベートの時間を使うことを奨励しておきながら副業は禁止するのって一種のダブル・スタンダードですよね。
都合のいいことだけ言ってんじゃねーよ、と。
まとめ
日本の企業はアホみたいな副業禁止をとっとと止めて、もっと働き方に多様性を認めるべきかと。