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PC遠隔操作事件 弁護側「求刑厳しすぎる」11月27日 17時11分
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他人のパソコンを遠隔操作してインターネット上に殺人の予告を書き込んだとして、威力業務妨害などの罪に問われている被告の裁判は、弁護側が「懲役10年の求刑は厳しすぎる。適切な判決をしてほしい」と主張してすべての審理を終えました。
判決は来年2月に言い渡されます。
インターネット関連会社の元社員、片山祐輔被告(32)は、他人のパソコンを遠隔操作してインターネットの掲示板に無差別殺人の予告を書き込んだなどとして威力業務妨害の罪などに問われ、検察は懲役10年を求刑しています。
27日、東京地方裁判所で最終弁論が行われ、弁護側は「検察の求刑は4人が誤って逮捕されたことを重視しているが、警察が正しい捜査をしていれば誤認逮捕は防ぐことができた。厳しすぎる求刑で、適切な判決をしてほしい」と主張しました。
最後に片山被告が「改めて罪を重く受け止めています。事件の被害者には筆舌に尽くし難い苦痛を与えてしまいました。これからは自分の罪と向き合い、社会復帰を目指していきたい」と述べました。
これですべての審理が終わり、判決は来年2月4日に言い渡されることになりました。