Aさんが言うデザインとBさんの言うデザイン、結局どっちが正しいの?
Upcoming SlideShare
Loading in...5
×

Like this? Share it with your network

Share

Aさんが言うデザインとBさんの言うデザイン、結局どっちが正しいの?

  • 451 views
Uploaded on

読んでくれてありがとう!面白かったらぜひぜひシェアしてくれると嬉しいよ!(`・ω・´)b ...

読んでくれてありがとう!面白かったらぜひぜひシェアしてくれると嬉しいよ!(`・ω・´)b

デザインが苦手な人ほどオススメ!
Aさんはデザインはこうだという。
Bさんはデザインはああだという。
ああああああもう!!結局どっちが正しいんだよ!?
そんな疑問がたった13ページで解決します!

"デザイン"なのに真逆のことをいう人達がいるのは、
実はこういうことだった!
もう、デザインが苦手なんてことない!

More in: Design
  • Full Name Full Name Comment goes here.
    Are you sure you want to
    Your message goes here
    Be the first to comment
No Downloads

Views

Total Views
451
On Slideshare
445
From Embeds
6
Number of Embeds
2

Actions

Shares
Downloads
10
Comments
0
Likes
11

Embeds 6

https://twitter.com 4
http://ma-san.org 2

Report content

Flagged as inappropriate Flag as inappropriate
Flag as inappropriate

Select your reason for flagging this presentation as inappropriate.

Cancel
    No notes for slide

Transcript

  • 1. こんな経験ありませんか? 言われすぎてなにを信じていいのか解らない 結論から言うと実は2 人はどちらも正しい 対なる2 つのデザインアプローチ するとA さんB さんの主張が分かります APPROACH BALANCE MAP WEB APPROACH BALANCE すると見えてくるやってはダメなこと コンテンツ特性を理解するには さらに理解するにはユーザーが誰なのかを明確に 最近のアプローチトレンド” ミニマル” 自分の考えも伝えてコンテンツをより良いものに デザインは” 生活を豊かにする力” 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 INDEX
  • 2. こんな経験ありませんか? 敏腕プロデューサーのA さんはデザインをこう語ります「デザインは強烈なインパクトを与えてユーザーの記憶に残らないとダメなんだ」 凄腕アートディレクターのB さんはデザインをこう語ります「デザインはもっと控えめに認知できるギリギリまで存在感を消さないとダメだよ」 …あの言ってることが真逆なんですけど…デザインってどっちが正しいんですか? 01 デザイン とは… スマートに 人によって言ってることが真逆! デザインって一体... 人によって言っていることが違い混乱していまいます それが原因で仕事が上手く進まない…。 インパクト! ガっと! カラフルに! 文字を 大きく! 目立たせて! もっと シャキーン! ガンガン いこうぜ! 心に響く感じで! 存在感薄く 0.5秒遅く 色が多すぎる もっと スタンダード 文字は 小さく コピーは最低限に シンプルに!
  • 3. 02 言われすぎてなにを信じていいのか解らない A さんとB さんだけじゃない。C さんD さん…。人によってあっちだこっちだと頻繁にいわれ、完全に迷い道。 人の数だけデザインがあり、もうなにが正しいのか、なにが間違っているのか…。 完全にデザインを見失ってしまう。 どっちが正しいのかわからない…もうだめぽ そんな迷子が祟って、デザイン恐怖症に…。 苦手な人ほどデザインという言葉から離れていってしまいます。 それはとても残念なことなので、この悩ましい問題を解決し、恐怖症を解消しましょう。
  • 4. 結論から言うと実は2人はどちらも正しい 一見2 人は真逆のことを言っており対立しているように見えます。 片方は間違っていて、片方は正解している、そんなふうに感じますが、 デザインというカテゴリーに含めると、これら2つの主張は両方共正しいことになります。 実は この2人が言っているデザイン 両方とも正しいのです。 デザインアプローチが違うだけという 簡単なことなのです な、なんだってー!? なぜそういうことになるのか?デザインアプローチとはなにかを解説しましょう。 03
  • 5. 対なる2つのデザインアプローチ アプローチとはデザインが持つポテンシャルを活かすための方向性です。 そしてデザインアプローチは大きく2 つに分けることが出来ます。 その1 つは”プロモーション”もう1 つは”ユーザビリティ” DESIGN 大きく2つのカテゴリーに 分かれる PROMOTION プロモーション- ユーザーとの出会いを演出する力 五感を刺激するアプローチ 得意分野 - ショートライフアイテム USERBILITY ユーザビリティ- ユーザーとの使いごこちを追求する力 問題を解決するアプローチ 得意分野 - ロングライフアイテム 主に広告やパッケージとかに多い主に家電や家具とかに多い プロモーションとユーザビリティは真逆の特性をもっており、 天秤のように片方を強めると片方は弱まる関係です。 04
  • 6. するとAさんBさんの主張が分かります 実はこの言葉の裏側には2 人の扱っているコンテンツ特性が大きく違う!といった秘密が隠されていました。 スマートに インパクト! ガっと! 存在感薄く コンテンツ特性によってアプローチは全く変わってきます、 カラフルに! それを「デザイン」という言葉でくくってしまうコトが原因で起こる混乱でした。 文字を 大きく! 目立たせて! もっと シャキーン! ガンガン いこうぜ! 心に響く感じで! 0.5秒遅く 色が多すぎる もっと スタンダード 文字は 小さく コピーは最低限に ミニマムに! なのでアプローチももちろん変わります。 ショートライフアイテムは感情刺激重視。ロングライフアイテムは問題解決重視。 どちらもデザインとして適切な主張です。 PROMOTION USERBILITY 05 そうだったのか!
  • 7. APPROACH BALANCE MAP プロモーションとユーザビリティ、2 つのアプローチがあることはわかりましたが、これらのアプローチはバランスです。 どれぐらいプロモーションして、どれぐらいユーザビリティに傾けるか。 コンテンツに合わせたアプローチバランスが重要になります。 PROMOTION 独断と偏見でおおまかにどんなコンテンツがどのぐらいのバランスなのか図にしてみました。 USERBILITY [TVCM] [POSTER] [FOOD] [PACKAGE] [BOTTLE] [STATIONERY] 50/50 [STATIONERY] [ELECTRONICS] [CUTLERY] [PRO TOOL] [MEDICAL] 消耗品は瞬間的に選びとってもらう力が重要で、電化製品や家具は長く便利に使ってもらう力が重要。 06
  • 8. WEB APPROACH BALANCE これらのバランスはWeb サービスでも存在し、プロダクトと同じく ショートライフサービスはプロモーション寄りで、パララックスや動画などインタラクティブの強い、個性的なサイトが多く。 ロングライフサービスはユーザビリティ寄りで、毎日使うのでストレスが少ない、シンプルなツール的なサイトが多いです。 PROMOTION Amazon と楽天のように同じEC サイトでも扱う商材によってサイトのアプローチも大きく違うことがあります。 USERBILITY 50/50 パララックス系 ランディングページ 動画系 ランディングページ カウントダウン系 ランディングページ 扱うコンテンツの特性により、WEB でもプロモーションやユーザビリティのアプローチは大きく変化します。 07 バナー
  • 9. すると見えてくるやってはダメなこと コンテンツによってアプローチが変わってくるので、コンテンツ特性を見極めることが重要です。 PROMOTION 70 / USERBILITY 30 PROMOTION 30 / USERBILITY 70 スマートに 存在感薄く 0.5秒遅く 色が多すぎる もっと スタンダード 文字は 小さく コピーは最低限に ミニマムに! 本質とアプローチ方法が大きくズレてしまうと、良くない結果を生み出します。 インパクト! ガっと! コンテンツの理解が浅いと、こういったアプローチミスが起こり、 結果に結びつかないといったことになってしまいます。 カラフルに! 文字を 大きく! 目立たせて! もっと シャキーン! ガンガン いこうぜ! 心に響く感じで! 本質は、長く不満なく使ってもらわないといけないコンテンツなのに、 突飛で、限定的なシーンでしか活きないデザインアプローチに。 本質は、たくさんの人に知ってもらうためのコンテンツなのに、 無難で、面白みもない、差別化できないデザインアプローチに。 08 ダメ、ぜったい!
  • 10. コンテンツ特性を理解するには そのコンテンツがどのようなタッチポイントでユーザーに触れ、購入し、使用し、捨てられていくのか。 コンテンツの一生をイメージしてみると、ショートライフなのかロングライフなのか、どのぐらいの価格で、どういったユーザーに使用されるのか、理解が深まっていきます。 また、コンテンツは複合されている場合も多く、CM・ポスター・パッケージ・製品本体などトータルでアプローチパランスを考える必要があります。 たとえば、iPhone だったらこんな感じ? Ex. PRODUCT LIFE TIMELINE POSITION USERBILITY AREA RECYCLE 家CM 電車ポスター お店パッケージ 製品本体 Web LP Web site 1month 単純に製品だけ、Web だけ。じゃなくて、その他のメディアのアプローチ次第では、プロダクト自体に強力なプロモーションは必要ないケースもあります。 - - - CONTENTS PROMOTION AREA 30sec 30sec 5min 2yaer 2yaer どんなユーザーが、どうやって出会って、いくらなら購入し、どう使い、どう捨てるか。 自らをユーザーに見立ててシミュレーションしてみよう。 09
  • 11. さらに理解するにはユーザーが誰なのかを明確に 単純に”主婦”がターゲットユーザーですと言っても、若い主婦もいればベテランの主婦もいます。 そして時代は変化しています。 そんな主婦たちに最適なコンテンツアプローチはどういったものでしょうか。 最近キユーピーのドレッシングボトルが変わりました。 初回開封時にプルタブ式からキャップをひねるだけで開けることができるボトルです。 すべてのボトルデザインを変更する…それは凄くお金がかかるはずですが、なぜ変更したのでしょうか? それはひとえに現代の主婦のためです。 現代の若い主婦はネイルアートなど指や爪を装飾するという新しい文化が根付いています。 そのためプルタブ式だと、ネイルが剥がれてしまいます。これではドレッシングが開けられない。 ! なるほど! そこでひねるだけで開けられるデザインに変更しました。 これならネイルアートも楽しみながら、美味しい料理が作れます。 また、少ない力で開けられるのでお年寄りの方にも安心して使えます。 本当に深くユーザーを知らないと出来ないデザインです。 思い込み、先入観、固定概念は自分の頭のなかで都合よく動きます。 WHO? 推測、類推も重要ですが、より良いデザインを目指すときに大事なのは本当のユーザーの行動を知ること。 10
  • 12. 最近のアプローチトレンド”ミニマル” 綺羅びやかでもなく、目立つ色でもなく、一見地味にみえるようだけど、 無駄な装飾を限りなく削り、必然と革新に満ちた機能を凝縮した製品は人々に驚きとワクワクを与える。 それが自然と大きな魅力としてプロモーションとして成り立つ高度なデザイン。 “強力なユーザビリティはプロモーションにもなる” 演出性も利便性も両立させるバランスのデザインが大きな評価を得てきています。難易度は高いですが。 11
  • 13. 自分の考えも伝えてコンテンツをより良いものに プロデューサーやアートディレクターのアドバイスは大切ですが、聞いたまま従うのではなく、もし疑問があればかならず聞いていきましょう。 何のためにこういったデザインするのかわからないまま作業を進めていくと、あとで大抵良くないことが起こります。 間違った方向で作業を進めてしまったり、こう言われたからと責任も考えることも放棄してしまったり。 ! こうしたほうが良いと思います! なぜならこうだからです! ! いま言っておかないと、 あとで修正の嵐になってしまう! マジヤベェ! それでは何時までたっても”デザイン”は出来ません。 理解が深まれば効率の良い進め方や、隠れた問題点に気がつくことで将来的に発生するリスクを回避することが出来るかもしれません。 解決策もある程度あてをつけて、疑問点を伝えればよりよいデザインに近づくはずです。 そういうことであれば ただ指示を聞いて動くのは楽かもしれませんが、長期的に考えると自分にとってもマイナスです。 Photoshop だけの人材は溢れています。本にも載っていないスキルを習得しておくことが重要です。 12
  • 14. デザインは”生活を豊かにする力” 単純に絵を描いたり、レイアウトするだけがデザインではなく、もっともっと広く活用できる力です。 どんなユーザーがどういうふうに使うのか、いくらかの金額を支払い、そしてなにを得るのか。それはその価値に見合うのか。 一瞬なのか、それとも何年も使うのか、その人のライフスタイルに寄り添い、影響があるユーザーすべての生活を潤していく。デザインの力はどこでも発揮することができます。 仕事がスムーズになるような ツールを取り入れるのも デザインは決して遠い存在のものではありません。 全ての人々が、全ての職業がデザインの力を使って日々生活しています。 料理に合った器を選ぶのも価格や部屋のスペースを熟考して GOOD DESIGN = GOOD LIFE Let’s try it! 寒くなった時に、すぐに暖かい服が 取り出せるように整理しておくことも 本を見やすいように並べるのも時間や資源を節約するのも 友人が来訪した時のために気を配るのも ショッピングをするのも パーティにふさわしい格好をするのも 季節に合った料理を作ってもてなすことも これらはすべて”デザイン”と言えます。デザインは常にあなたのそばにいます。 だって“生活を豊かにする力”なのだから。 プロフェッショナルはそのデザインの力をつかって、自分だけではなく、人や組織の生活を豊かにすることで 価値を提供し、対価をいただいています。それが世の中に変えていくことにもつながります。 写真を加工するだけ。レイアウトするだけ。ではなくその先にいる人々の生活がどうすれば豊かになるのか? アプローチ、作り方、伝え方、魅せ方を創っていくのが腕の見せどころです。なぜこうするのか?を何度も自分に問いかけてデザインしてみよう。