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帰ってきたメールサーバ勉強会 Feat. AWS +α
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帰ってきたメールサーバ勉強会 Feat. AWS +α

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  • 1. 帰ってきたメールサーバ勉強会 Feat. AWS +α 2014/11/26 ナギー
  • 2. 注意事項 余計なことを口走らないよう、お目付役として上司 も参加予定でしたが、AWSとは別の障害対応で参 加不能になりました。。 散々スベり散らかしていこうと思いますので、ご了 承ください#ナギン
  • 3. AboutMe ナギー 某Web制作会社のインフラエンジニア ・AWS(EC2/ELB/RDS/Route53) ・MailServer(qmail/postfix/dovecot) ・DNS(BIND9/PowerDNS) ・Network(everything) ・ZABBIX/rsyslog/splunk ・WS(2003|2008)+SQLServer ・LAMP 某この木なんの木系 SIer 某ISP 暗黒時代 (21ヶ月の間に3社) 2014年7月より現職
  • 4. 宣伝(1) 冬コミ受かりました 12/30(火)西く-11a 西く11-bは自宅ラック友の会 メインはDNSサーバ本「バイバイBIND」 「内資系SIerのExcel作成術」と「この木なんの木系 Sierのメール作成術」は加筆のうえ2分冊にする予定 それ以外に何書くかもしれないけれども気分次第で す。コピー本は前日に思いついて前日に作成、印刷、 製本とかできるんで
  • 5. 宣伝(2) なんと某Webメディアデビューが決定しました 企画書2つ書いて通りました 1つは2014年12月から、もう1つは2015年1月から 開始予定 両方月1連載なのでいきなり月刊連載2つ 予定通り始まらなかったら何か問題があったとお考 えください 問題おきないようにがんばります 定期的に記事執筆の仕事もらえるように頑張ります
  • 6. メールサーバ勉強会とは? キユーピー3分インフラクッキング#qpstudyから スピンアウトした、電子メール(を主としたコン ピュータによるメッセージング)に特化した勉強会 です。 第1回:2011/10/01開催 メールシステムのおはなし@ar1さん POP3/IMAP入門@ttkzwさん 第2回:2012/2/18開催(logstudyと共催) logstudyメインセッション「rsyslog入門」@ttkzwさん mailerstudyメインセッション「メール暗号化入門」@ttkzwさん 「logと監視の微妙な関係」~こんなlogはイヤだ~@qryuuさん 以降開催されておりません。。
  • 7. バッドノウハウ(1)その1 EC2にqmailでメールサーバたてたらフルボッコにさ れた話 オープンリレーにはなってなかったが踏み台にされ てた(AWSサポートから「お前のところのメール サーバ、踏み台にされてるから何とかしろ」ってチ ケットあげられる始末) qmailのパッチ当てが不十分だったのが根本原因 社内でもqmailの構築手順が共有されていない (大丈夫だったサーバもある)←我々の問題
  • 8. qmail構築は一子相伝の職人芸 qmailのセキュリティは 有志作成のパッチ頼み
  • 9. これのどこが堅牢なMTAなのか
  • 10. バッドノウハウ(1)その1 そもそもAWSのEIPはウォッチャーが多い(らし い) オンプレの時には同じ構築手順でも問題にならな かった Postfixに置き換えて万事解決
  • 11. 結論:qmailはオワコン
  • 12. バッドノウハウ(2)その1 オンプレからEC2にメールサーバ移行する時の話 AWSは簡単に使えるので、悪い奴も使う EIPは逆引き書かないとgmailとかに弾かれる そこで英語のフォームから逆引き申請 で、凡人の発想だと、同じ名前使いたい オンプレでmail.example.comならEC2でも mail.example.comにしたい なので切り替え前に逆引き申請した Aレコードと一致しないから却下された →当然と言えば当然 結局2つの案を提示された ①Aレコード書き換えてから逆引き申請 →Aレコード書き換えるのは切替時だから遅すぎる ②別のホスト名で逆引き申請 →サーバ移行でホスト名変更は説明しづらい
  • 13. Elastic IP① 1)EC2 インスタンス①を起動し、EIP①を確保 して頂きます。 2) EC2 インスタンス①のホスト名は、 mail2.example.com などお客様管理下の任意 のドメイン名を指定頂きます。 3) mail2.example.com はEIP①のアドレスと したA レコードをお客様にてDNS 登録頂きま す。 4) EIP①の逆引きのホスト名は mail2.example.com として逆引き申請頂きま す。(申請終了後にmail2.example.com の正 引きと逆引きが可能になります) 5) mail2.example.com にメールサーバとして のセットアップが完了した時点で、 mail2.example.com を宛先とした mail.example.com のMX レコードをご登録頂 きます。 6) メールが全てmail2.example.com 上で送受 信されることを確認後に、オンプレミスサーバ のmail.example.com の正引きと逆引き登録を 削除して頂きます。 Elastic IP① mail2.example.com Elastic IP①PTR mail2.example.com example.com MX 10 mail2.example.com mail.example.com A mail.example.com PTR 削除 追加 申請
  • 14. 7) EC2 インスタンス②を起動し、EIP②を確保 して頂きます。(今回の場合、54.92.33.26か と存じます) 8) EC2 インスタンス②のホスト名は、 mail.example.com を指定頂きます。 9) mail.example.com はEIP②のアドレスと したA レコードをお客様にてDNS 登録頂きま す。 10) EIP②の逆引きのホスト名は mail.example.com として逆引き申請頂きます。 (この時点でEIP②を使用した mail.example.com の正引きと逆引きが可能に なります) 11) mail.example.com にメールサーバとして のセットアップが完了した時点で、 mail.example.com を宛先とした mail.example.com のMX レコードをご登録頂 き、またMX レコードから mail2.example.com を削除頂きます。 12) メールが全てmail.example.com 上で送受 信されることを確認後に、EC2 インスタン ス①をTerminate 頂きます。 Elastic IP② mail.example.com Elastic IP① mail2.example.com Elastic IP②PTR mail.example.com example.com MX 10 mail.example.com example.com MX 10 mail2.example.com mail.example.com mail2.example.com 追加削除 terminate 申請
  • 15. バッドノウハウ(2)その2 そういえば、AWSのサポートチケットには「この回 答は役に立ちましたか?」という5段階評価がつけ られますよね 「役に立ったか立ってないかと問われれば立ってい ない」ので、全部★☆☆☆☆にしました 「これはやばい」と思ったのか、「な、何か不手際 がありましたか・・・?」とサポートの偉い人から メールが来ました 偉い人は「星印はサポートの回答内容ではなく、サ ポートエンジニアの対応品質の評価になります」と おっしゃっておりました。確かに対応品質は問題あ りませんでした。 でも「この回答は役に立ちましたか?」って聞かれ たら「立ってない」と評価せざるを得ないw
  • 16. バッドノウハウ(2)その3 そして最大限の譲歩「Aレコード書き換えた後に連 絡もらえればベストエフォートで逆引き設定しま す」という回答をいただきました 結果としては、AWS移行時にホスト名を変更するこ とにしたのですが、AWSのサポート品質の高さを実 感することができたので、チケットクローズ時の質 問では★★★★★にしておきましたのでお許しくだ さい。。
  • 17. バッドノウハウ(3)その1 AWSのアカウントを複数使用されている会社さんも あるかと思われます 弊社は自社サービスではなく受託開発運用なので、 顧客の本番サーバを動かすアカウントと、開発環境 兼テスト環境用のアカウントを使用しているわけで す。 で、開発環境から本番環境のメールサーバを使って メール送ろうとすると、何通か届かない。メール フォームでメール送信ボタン押下後、画面が真っ白 になる(アカン) AWSアカウント① (本番環境) AWSアカウント② (テスト環境) Webサーバ メールサーバ メールフォーム からメール送信 何通か ロストする
  • 18. バッドノウハウ(3)その1 AWSのアカウントは簡単に作れてしまうので、初期 状態ではメールの送信制限がかかっています EIPの逆引き申請に使うのと同じフォームから送信 制限解除の申請ができます 解除申請して一件落着 忘れがちなので覚えておきましょう 覚えておいて役に立つかどうかは微妙ですが
  • 19. バッドノウハウ(4) RDSにはMulti-AZというすばらしい機能があります すばらしい機能なのでおもむろに有効にしました 一晩たっても終わってません AWSサポートからチケットがあがっていました RDSインスタンスhogehogeのMulti-AZ化を実施されておりますが、 RDSインスタンスのVPC(vpc-hogehoge)にてDB Subnet Groupに所属するSubnetが 複数AZに作成されていないため処理が完了しておりません。 以下のドキュメントの通り、Multi-AZをご利用の場合には 複数AZのSubnetがDB Subnet Groupに存在する必要があります。 現在作成済みのAZ以外のSubnetをDB SubenetGroupに追加する ご対応をお願い致します。 \(^o^)/ クラウドとはいえ ネットワークの知識は必要なんや(怒)