Unity の 新UIを搭載したUnity 4.6がリリースされました。
最大の変更点は「新UI(通称uGUI)」が搭載された事ですが、それ以外にも色々と修正が入っているみたいです。
Unity - What's new in Unity 4.6
その目玉機能のUI機能ですが、オープンソース( MIT/X11ライセンス)として提供されています。ことUI機能に関しては自分で修正し、自分のプロジェクトに組み込むことが出来るみたいです。また、変更をプルし機能の追加要望を出す事ができるみたいです。*1
Unity-Technologies / UI — Bitbucket
また、Module Managerがちゃんと動作し始めるのは多分このバージョンからです。一応機能としてはありましたが、使用方法が不明でした。
uGUIのシステムはModule Managerのモジュールとして提供され、今後アップデートされていくと予想されます。
4.6 UIは、Module Manager経由で提供されているらしいため、このModuleを更新する事でUIに自分なりのカスタマイズを加える事が可能みたいです。Module Managerで提供している機能の上書き方法は、4.6UIのリポジトリで提供されています。
ソースコード入手方法
- 使用中のコンピュータに(4.6 UIの)リポジトリをクローンする
- IDEの設定をユニティ標準向けに設定。詳細については.editorconfigファイルを確認する
ビルド方法
- Visual StudioまたはMonoDevelopのでプロジェクトを開く
- MonoDevelopのを使用している場合
- XBuildを有効化する(Preference -> Projects -> build -> "Compile projects using MSBuild/XBuild")
- MonoDevelopのを再起動する
- ソリューションをビルド
- DLLが"Output"ディレクトリに作成されます
使用方法
- dllのを使用したい場合
- Unityをインストールした場所を探す
- Windowsの場合、以下のフォルダにコピーする:Data\UnityExtensions\Unity\GUISystem{UNITY_VERSION}
- OSXの場合、以下のフォルダにコピーする:Unity.app/Contents/UnityExtensions/Unity/GUISystem/{UNITY_VERSION}
Visual StudioでDLLのビルドに自動的にコピーしたい場合、
テキストエディタでファイルを開き<Target Name="AfterBuild">セクションを探し、コメントに従って操作する。
ちなみにモジュールは自作出来るぽいです。これを使っても大丈夫かは微妙な所ですが…自分は一時使ってましたが、現在は色々と面倒なため全部止めました。
Module Managerを使って自作ライブラリを読み込んでみた - けいごのなんとか
*1:流石にprivateをprotectedにしただけのリクエストは通らないと思いますが…それを必要とするシステム込みなら兎も角