試験運用を続けていたマルチコプターを本格的に使用していくことになりました。鳥の目線の写真、動画をお楽しみください。(ま) #静岡新聞
富士仰ぐ紅葉 無線ヘリの目 静岡・安倍峠 | 静岡新聞 http://t.co/wVYbnvJbZc
— 静岡新聞デジタル編集部【@S】 (@shizushin_news) November 1, 2014
静岡新聞は11月1日、試験運用を続けてきた小型無線ヘリの本格運用を宣言、「イーグル」と命名した。2013年11月に「紅葉前線南下中」の動画を掲載して以来、Youtubeのチャンネルには現時点ですでに20本もの空撮動画がアップされている。本格運用を宣言した今月には6本の空撮動画をアップしており、新しい道具を積極的に活用していこうという姿勢が伝わってくる。
小型無線ヘリは「マルチコプター」「ドローン」といった名前で呼ばれ、近年急速に普及している。従来のようなヘリやクレーンなどを使わなくても上空からの映像を撮れるようになった。撮影の対象となっているのは、帆船の入港や、イルミネーション、田んぼアートのような地上絵、見頃を迎えた紅葉の模様など。従来のヘリコプターからのような高度ではなく、数十~100メートル程度の「鳥の目線」で撮影されたダイナミックな映像を見ることができる。
なお、撮影に使用している機材は動画コーナーに使われた紹介画像より推測するにDJIのPhantom 2 Vison Plusではないかと思われる。カメラとヘリがセットで14万円程度で購入することができるので、一眼レフ用のちょっと高価な交換レンズを買うくらいの予算感で購入できる。動画を見ると、離陸もスムーズで、手振れもほとんど感じない。個人でもちょっと背伸びすれば手を出せるくらいの機材で、ここまでキレイでスムーズな空撮映像が撮れるようになったのには正直感動する。
⇒動画_マルチコプター動画 | ニュース | @S[アットエス]つなぐ!楽しむ!しずおかライフ | 静岡新聞SBS
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さすがに安全面では気を遣っているようで、例えば公園を撮影する際も開園前の無人の状態で撮影するなど、基本的に周りに人がいない状態で撮影している。安全性が保証されているわけではないため、撮影する対象も慎重に選んでいるような感じだ。
それでも風光明媚な景色や、空から見ることでより楽しめるアートなど、静岡県内各地の様々なスポットを紹介しており、地方の魅力を伝える手段としては効果的だ。数年続ければ静岡県内の観光名所を網羅することも可能だろう。そうすれば海外も含め、他の地域から人を呼ぶ際のコンテンツとしても大いに活用できるのではないだろうか。現状の記事リスト形式だけでなく、観光データベース的な見せ方としても工夫の余地がありそう。地域の活性化という点で、地方紙が取り組む価値は高いように思う。