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プロキシサーバー管理業者を一斉摘発11月19日 11時08分
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インターネットバンキングの不正送金事件などで、発信元を隠すためにネットへの接続を中継するプロキシサーバーと呼ばれるサーバーが悪用されるケースが相次いでいることから、警視庁など20の警察本部は、各地のサーバー管理会社が中国の顧客に不正に日本のインターネットに接続させようとしたなどとして、不正アクセス禁止法違反などの疑いで一斉摘発に乗り出しました。
摘発されたのは、全国各地にある「プロキシサーバー」と呼ばれるインターネットへの接続を中継するサーバーの管理会社です。
このうち、東京・豊島区駒込にあるサーバー管理会社「サンテクノ」には警視庁が捜索に入り、32歳の社員ら2人が他人のIDとパスワードを使って、中国の顧客に日本のインターネットに不正に接続させようとしたとして、不正アクセス禁止法違反の疑いで逮捕する方針です。
プロキシサーバーは、発信元が海外でも国内から接続したように装うことができるため、インターネットバンキングの不正送金事件などに悪用されるケースが相次いでいて、19日は、警視庁のほか、北海道、神奈川など20の警察本部が管理会社の一斉摘発に踏み切ったということです。
警察当局は、これらの会社が犯罪に悪用されることを知りながら顧客に接続させていたとみて捜査する方針です。