2014年11月13日11時44分
関西電力が、運転開始から約40年たった高浜原発(福井県高浜町)1、2号機について、最大20年間、運転を延長する検討に入った。原子炉などの耐久性などを調べる特別点検を実施するため、原発メーカーなどと調整を始めており、来春にも運転の延長を国に申請する方向だ。年内にも最終判断する。
経済産業省は、運転開始から40年を迎える国内の原発7基について、廃炉か、運転延長かを判断するよう電力会社に求めているが、態度を明らかにしたところはない。
高浜原発は1号機が1974年、2号機が75年の運転開始で、出力は各82・6万キロワット。同じく廃炉かどうかの判断を求められている美浜原発(福井県美浜町)1号機(出力34万キロワット)、2号機(同50万キロワット)より出力が大きく、動かせば収支を改善させる効果も大きい。
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