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 フィギュアスケート女子で、2002年ソルトレークシティー五輪5位、06年トリノ五輪4位の村主(すぐり)章枝(ふみえ)(33)=Kappa=が13日、東京都内で会見し、現役引退を表明した。村主は「今季の全日本選手権の出場権を逃した。次の五輪を37歳で迎えることを考えても、競技者としては潮時だと思った」と語った。今後は振付師として後進の指導にあたりたいという。

 村主は豊かな表現力が持ち味で、1997年の全日本選手権で初優勝し、同選手権を計5度制覇。03年グランプリ(GP)ファイナルで日本勢初優勝を遂げ、世界選手権でも銀1、銅2のメダルを獲得した。10年バンクーバー五輪の代表を逃し、ケガやスポンサー探しに苦労しながら現役を続けていた。