加藤勇介
2014年11月13日06時41分
エボラ出血熱への感染を疑われた男性が一般の医院を受診してしまい、医師らへの二次感染が懸念される事態が起きた。男性は一時「所在不明」と報じられ混乱が生じた。その後、感染していないことが分かったが、何があったのか。
「熱があり、のどが痛い」。東京都内に住む60代男性は7日午前10時ごろ、近所のかかりつけの医院で男性医師(50)にこう訴えた。約70センチの距離で男性と向き合った医師は約10分間、のどの様子をうかがい、聴診器を当て、背中や胸部を触診した。診断はへんとう炎。薬を処方された男性はそのまま帰宅した。
何の変哲もない診察風景だが、正午ごろに入った一本の電話で、医院に緊張が走る。羽田空港の検疫所からだった。
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朝日新聞社会部
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