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ベルリンの壁崩壊25年 「光る風船」で壁再現
11月8日 8時46分

冷戦時代、東西分断の象徴だったベルリンの壁が崩壊してからことしで25年を迎えるドイツのベルリンで、光る風船でかつての壁を再現する催しが始まり、参加者たちは厳しい対立の時代を振り返りながら自由や平和の大切さに思いをはせました。

ベルリンの壁が崩壊してから今月9日で25年を迎えるのを前に、ベルリン中心部では、かつて壁があった所におよそ15キロにわたって合わせて8000個の白い風船が並べられました。
7日夕方、風船の点灯式が行われ、はじめにベルリンのボーベライト市長が「自由のために人生を懸けて戦った人に感謝するとともに、壁を越えようとしただけで犠牲になった人をしのばなければならない」とあいさつしました。
続いて、市長が市民らと共にボタンを押し、白い風船が明るく浮かび上がると訪れた人たちから大きな拍手が沸き起こりました。
訪れた人たちは「自由の象徴である光を使って、かつての壁を目に見える形で示すというのはすばらしいアイデアだ」とか、「壁を越えようとしただけで人が射殺されていた場所で今、平和な光のイベントが開催されると思うと感慨深い」と話していました。
この風船は3日間ともされ、最終日の9日は大勢の市民が参加して、自由や平和などに対するそれぞれの願いを風船に添えて一斉に空に放つことにしています。

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