自アン民の文芸
左から、ツェッペリン箱作、瀬川おんぷ箱作、プロファイラー麗子氏、セクシーポリス24時氏。
セクシーポリス24時氏のテキストは、ブラウザゲーム「汝は人狼なりや?」のプレイヤー名一覧。
SF作品のタイトルという設定だが、初期はタイトルのネーミングだけに留まらず、
全角40字まで書ける自己紹介コメント欄に、ウィットの利いたあらすじを書いていた。
残念ながらそのあらすじは保存していないが、タイトル一覧だけでも見応えはあると思う。
ちなみに、人狼プレイヤーとしてのセクシーポリス24時氏は、思考力も話術も一級品の実力者だった。
文芸のセンス
よっぴー氏については、「ザ・一般人」という印象しかない。
暴力都市大阪やクリスマス非モテといった安易な着想。それを平坦に広げるだけの作文。
普通の人ってこうなんだな、と改めて思った。
よっぴー氏に限らず、テキストサイトというのはたいていこんな感じだろう。
自アン民のような文芸を見て、ようやく面白いかどうかを吟味する気になる。
もちろん、自アンでも面白い文芸に出会えることは少ないのだが、
上に紹介したような作品が、自然に投稿される場所であることは確かだ。
よっぴー氏の作品は2000年代前半の古いものが多いが、それで彼が不利になるとは思わない。
むしろ、若い時こそセンスのいい尖った文芸ができるのではないだろうか。
私も過去に自アン他でネタ文章を書いてきたが、そういう実感がある。
年の功で語彙が増え、文章を整える力が上がっても、代わりにセンスが落ちてくる。
鮮烈な表現が生まれず、文章に勢いや圧力が出なくなってくる。
そんな自分の変化を感じて、私は語呂遊びよりもギミックに頼ることが多くなった。
年をとってからセンスを伸ばすのは難しいと思う。
テキストサイト管理人のように、頭も体も充実した二十代の時期につまらなかった人は、
生涯を通してつまらないままなのだ。
言及してきた人たちへ
http://news.yastoro.com/archives/7622187.html
私は10年以上前から、テキストサイトというくだらない現象を嫌悪している。
だから、よっぴー氏が書いたテキストサイト関連の記事と、その多大な反響を見て、
本当に腹が立ったし、どうしてもカウンターを当てなければいけないと思った。
その一方で、侍魂更新停止後の健氏の人生経験については尊重している。
健氏のことを全人格的に否定するつもりは無い。
こうした事情を踏まえてのあの記事です。
切実な思いをこめた言論であり、愉快犯的な炎上芸ではありません。
http://nonavias.blog.fc2.com/blog-date-201411.html
「死ぬほどつまらない」と書いたのは、実際に死ぬほどつまらなかったからですが、
よっぴー氏のことをそれだけ嫌悪しているというのもあります。
彼は知名度を生かして、過剰に美化したテキストサイトの歴史を広めています。
この横暴に対しては、こちらもそれなりの姿勢で臨まざるをえません。
「死ぬほど」という言葉は少し物騒なので、「目を疑うほど」に書き換えておきます。
あと、当時使っていたシーケンサーは音楽ツクール95+(音源:S-YG20)です。
id:yastoro id:nonavias