先日ギークハウスで家庭教師をしてきましたので彼向けの備忘録を兼ねて。
先にまとめを書いておくと、私の意見は3つ
- 目的に沿った教材を使いましょう
- 基本からしっかりやれとまでは言わんけど確認するための材料は持っておこうね
- 期間限定で集中してやるならノート使って手を動かすのマジおすすめ
彼の状況はこんな感じ
- 目的:スコア330(海外青年協力隊の応募のため)が必要
- 現状:240→280
これは根本的に「問題文が読めていない」スコア(読めれば平均的な高校生のスコア=400前後は絶対行く)。本人が使っている参考書を確認したら案の定、昔使っていた参考書を流用したらしいもの(英語構文の解説)。これはTOEICとだいぶ趣向が違うのでこれで勉強してもスコアは上がらない。
まず教えたのがTOEICパート5対策のアプリ。200円で千本ノックができる。
これを勧めるのは「TOEICで出題される文章を読んで理解しましょう」の他、そもそもの英文の読み方の学習のため。
英文は動詞が核=意味のまとまりがどこで切れているのかの道しるべになっている。文章のどこに核があるか、この単語は動詞なのか副詞なのか形容詞なのか、ということを学ぶために、まずパート5から入るのが妥当。
どのTOEICテクニック本でも大抵「パート5から学習しましょう」と書いてあるぐらい、基本の入門ルート。
さらに、「be動詞って何か分かりますか?」「isの過去形がwas、でしたっけ?」なんで疑問形やねんという突っ込みから、構文じゃなくて基本文法を理解しましょうねということでForestを勧める。
基本の参考書。これを全部読み通そうとすると来月のTOEICに間に合わなくなるので勧めないが、網羅的に解説されており分からない所を調べるのにちょうどいい。手元に1冊持っておきたいアイテム。
そもそも英文法自体が変わっている訳じゃないので、中古で古い版を安く買うのでも全然いいと思う。
あと、ノートで勉強しましょうという話。年を取ると暗記しにくくなるので、まず基本の部分を脳内に突っ込みましょうというのと(手指を動かすと脳の領域を刺激できるというよく言われるテクニック。指先だけのタイピングより稼働域が広く、それだけ刺激になる)、アプリで学習履歴を管理するよりも「自分これだけやった!」感が明確に残り、学習モチベーションが維持できるからですね。
ノートテクニックとして、各単語の状態の違いは以下のように速記した方がいいです。
n(名詞=noun)
v(動詞=verb)
a(形容詞=adjective)
ad(副詞=adverb)
他は…目標330だしまだいいか。「動」って文字が画数多いんですよね…!
高校英語が分かってない人って単語の態の区別をおろそかにしてると思う…(体験談)。
家庭教師は1時間ほどだったので教えたのはこれくらい。
今月ハーフ模試(200問2時間を100問1時間に圧縮)を開催することになったので、解答テクニック等についてはまた別途準備してまとめます。