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 九州電力川内(せんだい)原子力発電所がある鹿児島県薩摩川内市の市議会(26人)は28日、臨時議会で再稼働に賛成する陳情を賛成多数で採択した。岩切秀雄同市長も再稼働への同意を表明した。東京電力福島第一原発事故後、新たな規制基準のもとでの原発再稼働に、立地市町村が同意するのは初めて。

 同意の範囲に法的な定めはないが、伊藤祐一郎同県知事は薩摩川内市議会、岩切市長、県議会と自身の4者との考えを示している。県議会は来月上旬に臨時会を開いて再稼働の賛否を審議。その判断を踏まえ、伊藤知事も賛否を示す見通しだ。

 臨時会で「再稼働賛成」の陳情は議長を除いて賛成19、反対4、棄権1の賛成多数で採択された。1人は退席した。陳情12件を審議したが、「再稼働反対」の陳情10件と、福島第一原発の視察などを求める1件は賛成少数でいずれも不採択となった。再稼働賛成の陳情は市議会特別委員会が今月20日、賛成多数で採択していた。