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 九州電力は28日、玄海原子力発電所3、4号機(佐賀県玄海町)の間にある原子炉補助建屋の地下2階で、電気のブレーカーから煙が出ているのが見つかった、と発表した。けが人はなく、放射能漏れや作業員の被曝(ひばく)も確認されていないという。

 九電によると、同日午前9時35分ごろ、放射性物質をふくむ1次系冷却水の測定・分析をする「第1放射化学室」で、協力会社の社員が煙が出ているのに気づき、消火器で消し止めたという。同11時40分に鎮火が確認された。九電や消防が原因を調べている。

 玄海原発3、4号機は現在、定期検査で運転を停止中。再稼働を目指して、九電が原子力規制委員会に安全審査を申請している。