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多くの人が在宅勤務をすると、生産性が上がるか?

もう満員電車に乗らなくてもいい

世の中が劇的に変わっているのですから、仕事観も変えていくべきだよな。
最近そういうことをよく考えます。

東京の東京らしい風景として、満員電車があります。
毎朝、すし詰め状態で会社に向かう。
ボクたち男性でもたいへんなのに、女性なんてすごい苦痛だろうな、って思う。
痴漢とかもいるし、ハイヒールを履いているし、荷物も多いし。
男性も痴漢と間違われるし(それだけで人生終わりになる場合もある)、足をハイヒールで踏まれるし(重傷の怪我することもある)、スーツが破れるし(あんまりないか)・・・。

ボクは昔、満員電車が嫌なことと、朝早く起きるのが苦手でフリーランスになったようなところもある。
でも会社まで電車に乗るのは20分から30分くらいだったんですけどね。
東京に出勤している人の中には、1時間や2時間かけて、埼玉や千葉、栃木、群馬、茨城のほうから毎日出勤している人も多い。
すごいことです。
頭が下がります。
ボクはもう、できない。
嫌な仕事はしない、嫌な客とはつきあわない、嫌なことはしない。
そう、決めてから、もう15年くらいたちます。
だから満員電車はずいぶん乗っていません。

でも、不思議です。
こんな時代になっていても、まだ出社する人があんなに多いとは。

自宅でもカフェでも、温泉でも、海でも遜色なく仕事できる環境

カフェでもオフィスと同じ環境で仕事できる

カフェでもオフィスと同じ環境で仕事できる

だってインターネットが発達して、ソーシャルメディアが普及し、クラウドがカンタンに利用でき、会議だって会わなくてもできるんですよ。
クラウドがあるから、会社と同じ環境でいくらでも仕事ができる。
デザイン、設計、企画、営業、経理、マーケティング…等々のセクション。
あるいはwebやソーシャルメディア関係のセクションは、別に会社に行かなくても自宅でもカフェでも、公園でも、温泉でも、海でも、どこでも、十分仕事できます。
(実際ボクはこの文章を、新潟の駅中のカフェで書いています)
会議だって、さまざまな無料サービスで、TV会議ができます。

それなのに、どうして毎朝決まった時間に会社に行かなければならないのでしょう。
効率がものすごく悪い、というか、意味がわからない。
どこにいても24時間仕事ができる環境なのに、定時に出社しなければならない合理的な理由を誰か教えてほしいくらいです。
「在宅勤務なんかにしたら、サボっていてもわからないだろ」などという人を性悪説で観る精神論とか、「会社の決まりなんだよ。在宅勤務できない社員もいるんだ、だからみんな平等」などという間違った平等論とか、「やっぱり人間は会わなければコミュニケーションができないんだよ」なんていう、前時代的なくだらない理由以外で。
貴重な時間を使って、貴重な電気やエネルギーを使って、毎朝毎朝、会社に出社する理由、誰か考えてください。

ホント、会社の資産をムダに使っているとしかいいようがない。
社員の定期代やオフィスのスペースだって無駄になるし、何と言っても社員さんの生産性を低下させているとしか言いようがない。
出張だってそうです。
わざわざ、高い交通費と、CO2をたくさん出すジェット機や電気をたくさん使う新幹線に乗って、出張しなければならないのでしょうか。
会議なんて、会わなくてもできるって。

東京に毎朝出勤している人の半分くらいは、実は会社に行かなくてもいいんじゃないだろうか。
そう思うのです。
そうしたら、どれだけ無駄なエネルギーが節約できるか。
どれだけ、生産性があがるか。
どれだけ、地方経済に貢献するか。
どれだけ、新しいビジネスが生まれるか。
そう夢想しているわけです。

あ、もちろん人と人がリアルに会う場というのは、とっても重要ですよ。
それは今さら言うまでもないでしょう。
特にソーシャルメディアがこれだけ進化して、普及したら、ますますリアルの場の価値は高まります。
だからこそ、です。
伝わってます・・・よね?

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藤村 正宏
1958年、北海道釧路生まれ。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。集客施設や企業のコンサルティングを行っている。コストをあまりかけない、誰でもカンタンにできる手法で、圧倒的な成果をあげている。 執筆活動、講演活動もする。現在フリーパレット集客施設研究所主宰。

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