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海外フェスで見かけるバカな奴らを11タイプに分類!


今年のフェスシーズンもいよいよ終盤。というわけで今回はVICE UKで話題になった「フェスで見かけるバカな奴らを11タイプに分類」という記事をご紹介。「嫌い嫌いも好きのうち」ということでフェスや観客について辛口コメントが多いのはご愛嬌。日本のフェスでもこれに近い観客がいたりいなかったり・・・海外フェスに行けばこんな「奴ら」に出会えるかも。

フェスは「音楽を聴く」に適した環境ではないと言い切れる。雨は降るわ、ステージまで物凄い距離を歩かされるわ、終いには30年前のラジカセみたいな音響でバンドのサウンドを聴かされることだってある。しかしそんなことよりももっと最悪なことがあるのだ。そう、それは参加している観客に他ならない。7ポンド(約1200円)するビールより、後に残るリストバンドの日焼け跡より、それよりも何よりもそこにいる「鬱陶しい人」に気をつけて頂きたい。ということで、そんな気をつけるべき奴らを何とか分類分けしたので、一気にご紹介。


①献身的な彼氏

海外フェスで見かけるバカな奴らを11タイプに分類!

会場の中で最も悲惨な奴らがこの「献身的な彼氏」だ。アップルのCMで使われたような大したことない音楽を楽しむ「フリ」をするために、アリーナ前方で彼女を連れて陣取っている。しかもステージが見えない彼女のために肩車をするなんてことも。こんな奴らが前にいたらたまらない。即移動だ。


②時代遅れのどこかの種族の長

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こういう格好をしている輩は数年前にネイティブアメリカンスタイルとノースリーブの組み合わせが流行ったということを知らないのだろう。そんなことは露知らず、彼らは「チルアウトしようぜ」なんて調子で話しかけて来る。まあ心配ご無用。頭につけている大層立派で神聖な装備を帰りの駐車場にそっと捨ててくるような奴らだから。月曜日に会社にかぶっていけばいいのに。


③ファッションブロガー

海外フェスで見かけるバカな奴らを11タイプに分類!

ピンタレスト中毒のファッショニスタちゃんは、フェス当日に着る服を選ぶのに何週間も時間をかける。会場についてすぐに汗やビールや他の様々なもので汚れてしまうのにも関わらず。そして誰から頼まれたわけでもないのに、インスタグラムに写真をアップし続ける。ジャラジャラした金属製のブレスレット、巨大なハート形のサングラス、花の冠、ストラップの多い靴。そして何かのシンボルなのだろうけど、なんだかよく分からない抽象的な模様の小さなタトゥー。彼女たち曰くそれは音楽的なことを意味しているらしいけど、実際のところはよく分からない。とにかく親の顔が見てみたい。


④パーティー好きのカメラマン

海外フェスで見かけるバカな奴らを11タイプに分類!

フェスに参加しているとき、あなたは「楽しそうな時間を過ごしている魅力的な若者」に見えるだろうか?そうであるならあなたは彼らの格好の獲物。写真を撮られて、若者向けのブランドやマーケティングを行っている会社に売りつけているかもしれない。まあでも特に気にすることはない。とにかく友達と一緒に笑ってあげれば彼らも満足するだろう。


⑤ヒッピー/ヤク中

海外フェスで見かけるバカな奴らを11タイプに分類!

このタイプは、フェスの黎明期からいるタイプ。彼らはドラッグのセキュリティをまんまと通過する術を知っている(カメラに穴を開けて隠していたり、色んな手を使って)。彼らと話してみると、これまでに聞いたことのないドラッグの話が聞けるだろう。聞きたいかどうかは別にして。


⑥イチャつくカップル

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こんな感じの2人組が、会場の隅でMDMAを口渡しで試している姿を見つけることができる。でもたまに会場の隅ではなく、あなたがアーティストの演奏を観ようとしているときに、このタイプのカップルが視界に入って来る場合がある。Vineにでもアップして晒してやればいい。


⑦男子学生の社交クラブ野郎たち

海外フェスで見かけるバカな奴らを11タイプに分類!

襟を立てて何かあったらすぐ服を脱いで騒ぐ奴ら。インターンから帰ってきたばかりでバケーションを楽しんでいるみたいなタイプだ。夏に体を見せつけるため冬の間はトレーニングに励んでいるわけだが、どれくらいジムに行って、どれくらいお金をかけたかを話したくてしょうがないようだ。知ったこっちゃない。


⑧全力かまってちゃん

海外フェスで見かけるバカな奴らを11タイプに分類!

3万人いるフェス会場でも、こういう輩は目立ってしまう。一度観たら忘れられない「モノ」を持っている。例えば緑色の全身タイツを着ていたり、映画「ハングオーバー」の登場人物アラン(こいつがまた曲者で変態)みたいな格好をしていたり。究極の「かまってちゃん」なので、ハイタッチを求めてきても、無視していればOK。


⑨日焼け止めを塗り忘れた組

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ご覧の通りの残念な仕上がり。御愁傷様。


⑩ツイッターレポーター

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こちらのハッシュタグ戦士は、どのバンドが最高だったかとつぶやくことに命をかけている。「#超最高」みたいな薄っぺらな感想ばかりが並ぶわけだが、とにかくつぶやきまくる。大してフォロワーもいなかったりするくせにね。


⑪音楽ジャーナリスト

海外フェスで見かけるバカな奴らを11タイプに分類!

彼らはフェスの批評を書くために会場中で、色んな参加者に声をかけている。酔っぱらいだとか馬鹿そうな奴とかお構いなしに。彼らは大抵「去年の方が良かった」とか思っていたりもするわけだが、我々は月曜日に彼らの記事(馬鹿な観客のレポートなんかも含め)を見て爆笑することができるというわけだ。ピッチフォークとかNoiseyとかBrooklynVeganみたいなところでね。

Translated & Edited by Shotaro Tsuda