長期海外旅行でバックパックを使うのなら、ザックカバーはあったほうがいい。ただし、他のものと優先順位を比較するとそんなに高くないはず。海外旅行の目的に応じて要不要を冷静に判断したい。
結論
ザックカバーは雨の中を移動しない限りは不要の荷物だ。雨の中を移動する機会が多そうならザックカバーを持ち歩き、そんなに雨の中を歩かないのなら余計な荷物を増やさないために省く方がいい。
こう書くと当然の結論だが、「あると便利そう」は荷物増加の原因だから、使用頻度の低い物はできるだけ持ち歩かないようにしたいね。
放浪や世界一周の旅なら必要
使用頻度で考える
いろいろな国や都市を放浪したり世界一周旅行なら一ヶ所での滞在が短くて移動が多くなる。移動の回数が増えるということは雨の中を移動する可能性が高くなる。ザックカバーを使う可能性も高くなるね。
ザックカバーのメリット
放浪や世界一周の旅でコストを抑えようとしている人なら、歩いたりバイクタクシーに乗ったりバスを乗り継いだりする機会が多くなる。
雨の中をザックカバーなしで歩くと、バックパックの生地が吸水して重さが増す。荷物が重くなると疲れやすくなる。
ザックカバーを利用してもバックパックの濡れを完全回避することはできないが、ザックカバーなしの時に比べると濡れ方がましだ。
ザックカバーなしで雨の中を移動して翌日も移動する場合、翌日は最初からバックパックが濡れていてあまりいい気分ではない。
ザックカバーありなら濡れ方がましなので翌日には乾いているかもしれない。乾いていれば水分の重さもないし、晴れやかな気分で旅立てる。
小結
世界一周や放浪の旅なら2~3日で都市を次々と移動することもある。雨の中を移動せざるを得ない場合も多くなる。よって、ザックカバーを活かす機会も多いわけだ。
使用頻度が高くなりそうなら、ザックカバーを海外旅行の持ち物に加えるのはありだ。
一ヶ所に長期滞在なら不要
ザックカバー不要の理由
筆者が海外旅行に行くときは一ヶ所に長期滞在することが多い。次の理由でザックカバーを持っていかない。
- 長期滞在ゆえに移動自体が少ない。仮に移動時が毎回雨だとしても、他のものに比べてザックカバーの使用頻度が低い。
- バックパックの中身を大きなビニール袋で包めば中身は濡れない。
- ザックカバーよりもビニール袋の方がコンパクト。
- バックパック自体が濡れて重くなっても、登山ほど歩くわけではない。吸水による重さ増加の疲れは登山時よりも少ないはず。
- 2日続けての移動はしないので、翌日にバックパックが濡れていても大した問題がない。
備考
筆者は今年(2014年)の冬前に海外へバックパック1つで行く予定。ザックカバーがなければその体積分を別の物に充てられる。
ザックカバーに比べるとかなり体積が大きいが、浄水器を持参したいと考えている(実際に持ち運ぶかどうかはまだ未定)。
一ヶ所に滞在して生活するわけだから使用頻度がとても高い浄水器は持ち運ぶ価値がある。毎日現地のスーパーなどで水を買って持って帰るのが手間だしね。
筆者は長期で海外旅行に行くことがある。ホテルではなく安宿に泊まるので飲料水は自分で買う必要がある。
なので、現地滞在時は飲料水を購入しに行くが、これが面倒くさい。1日2L飲むとしたら、毎日もしくは2日に1回は重たい買い物をすることになる。やってられない。
仮に浄水器を持ち運ぶのなら、浄水器の中の空間に衣類などを詰め込んで持ち物全体の体積が少なくなるようにする。
また、ザックカバーのような使用頻度の低い物をたくさん省くことで使用頻度の高いかさばる物も持ち運べるようになる。ザックカバーのページで関係のない浄水器について言及したが、これが言いたいのだ。
まとめ
国や都市を頻繁に移動するのならザックカバーをぜひ持って行きたい。利用頻度が高くなりそうだから持ち運ぶ価値がある。
しかし、機内持ち込みサイズのバックパック1つで海外に行き一ヶ所で長期滞在するのなら、ザックカバーを省き利用頻度の高い他のものを優先する方がいい。持ち物は厳選したいね。