ニューヨーク=中井大助
2014年10月2日11時22分
米アラスカの海岸で、セイウチが大量に上陸しているのが確認された。温暖化で北極海の氷が溶け、海上で休息することができなくなっているためで、生態への影響が注目されている。
AP通信によると、セイウチの上陸は米海洋大気局(NOAA)の定期観測で見つかった。現在は、アンカレジの北西約1150キロの海岸に約3万5千頭が集まっていると推測されている。米魚類・野生動物保護局(FWS)によると、上陸は9月中旬から始まっており、約50頭が死亡しているという観測情報もある。
同様の上陸はこの数年で何度か確認されているが、今回が最大規模とみられる。(ニューヨーク=中井大助)
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