鈴木毅
2014年9月25日06時00分
自動車部品大手デンソー子会社のデンソーウェーブは24日、QRコード開発から20周年を記念する式典を開いた。柵木充彦社長は「今後はQRコードを使った新サービスを始め、ビジネスとして拡大させていきたい」と語り、QRコードの事業で、2020年までに年間売上高15億円を目指す方針を明らかにした。
QRコードは1994年に、トヨタ自動車の工場向けの生産管理ツールとして開発。多くの特許を取得した仕様を無償公開したことで、02年にカメラ付き携帯電話に読み取り機能が搭載され、これをきっかけにさまざまな分野で活用されるようになった。
デンソーウェーブは今月、コードの中央部にイラストや文字を自由に描ける新QRコード「フレームQR」を発表し、新たな技術については有償化に踏み切った。フレームQRなどを使って顧客情報などを蓄積、分析できる事業者向けサービス「Qプラットフォーム」も始めた。(鈴木毅)
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