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東山線・名古屋駅が浸水 近隣再開発で現場から流入か 通勤通学に混乱 

地下鉄の駅事務室に流れ込んだ水を取り除く作業員=25日午前7時30分、名古屋・名駅

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 25日午前3時5分ごろ、名古屋市中村区の市営地下鉄東山線名古屋駅構内が浸水しているのを駅職員が見つけ、119番した。改札口などがある地下1階のほか、地下2階の線路も水に漬かった。

 東山線は午前5時半の始発から高畑―池下間で運休した。正午現在も、岩塚―池下間で運転を見合わせている。正午までに上下合わせて219本が、全区間または一部区間で運休し、約12万人に影響が出た。

 名古屋駅周辺では25日未明、激しい雨が降った。市交通局によると、地下1階の駅長室や隣接する機械室で浸水が始まった。地上では、日本郵便などの「JPタワー名古屋」の建設工事が行われており、この工事現場付近と、地下の機械室は排気管でつながっている。交通局は、工事現場から雨水が流れこんだ可能性があるとみている。

 名古屋駅の浸水は地下1階の駅長室で一時、約30センチに達した。雨水は階段などを通じ、地下2階のホームへ線路にも流れ込んだ。線路上の水の深さは最大50センチほどになった。交通局がポンプで排水を続けている。

 東山線は高畑―岩塚間と、池下―藤が丘間で折り返し運転をしている。浸水は名古屋駅だけだが、レールの構造などから、岩塚―池下間で運転できないという。交通局は代替バスを池下―今池(桜通線)間と、岩塚―中村区役所(桜通線)間で運行している。

 部分運休は朝のラッシュ時間帯とも重なり、名古屋駅などでは、他の交通機関に乗り換える通勤、通学客らで混乱した。

 市消防局によると、名古屋駅と同じ中村区にある中村土木事務所の雨量計では、午前3時までの1時間で、24・5ミリの降雨を観測した。

(中日新聞)

 

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