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2013年12月23日

《ネットワーク》パソコン間のデータ移動を「LAN環境を使って」行う方法

こちらの記事においては、データ移行元とデータ移行先のパソコン同士をLANケーブルで直接接続し、高速にデータ移行を行う方法を紹介しております。
一方で、LAN環境が既にある場合は、パソコン同士を直接接続しなくとも、LAN環境経由でデータを移行させることができます。

■「LAN環境がある状態」とは?


インターネットに繋がる環境が既にある場合は、インターネットに繋ぐために何らかの機器とパソコンが接続されているはずです。
今一度、ご使用されているパソコンと繋がっているネットワーク機器がないかご確認ください。

LAN.png


上記画像のように、パソコンがLANケーブルや無線LANの機能を介して、無線LANルータ、有線LANルータ、サーバ、LANハブなどに繋がっている場合は、LAN環境がある状態と言えます。

このLAN環境がある状態を活用してデータ移行を行うことができます。データ移行を行いながらインターネットを閲覧するなどの並行作業ができるのが大きなメリットですが、接続方法が無線か有線かの違いや、ルータやサーバの性能などにより、LANケーブルでPC同士を直接接続してデータ移行を行う場合と比較して、データ移行完了までに時間がかかってしまうデメリットもあります



■操作手順


基本的には、LANケーブルでPC同士を直接接続してデータ移行を行う場合とほぼ同じ手順です。
PC-A=移行元PCPC-B=移行先PCともに、インターネットに繋がっている状態で操作を行っていただきます。

STEP1 各PCのフルコンピュータ名とワークグループ名を確認する。
STEP2 PC-Bのデスクトップに共有フォルダを作成する。
STEP3 PC-Aから共有フォルダを開いてデータ移動。

STEP1 各PCのフルコンピュータ名とワークグループ名を確認する。


WindowsXP
コントロールパネルから【システム】を開き、「コンピュータ名」タブを押下して確認。


WindowsVista/7
スタートボタン押下→【コンピューター】を右クリック→【プロパティ】押下→画面左側の「システムの詳細設定」を開く→「コンピューター名」タブを押下して確認。


Windows8
デスクトップを表示した状態でチャームを開き、【設定】を押下→【PC情報】を押下→画面左側の「システムの詳細設定」を開く→「コンピューター名」タブを押下して確認。


WS000000.JPG


※2台のパソコンを比較して「ワークグループ名」が異なる場合、「変更」ボタンを押下してワークグループ名を変更・統一します。「フルコンピュータ名」は異なっていて問題ありませんが、同一の場合は別のフルコンピュータ名へ変更します。
例:フルコンピュータ名を「PC-A」と「PC-B」にし、ワークグループ名は「WORKGROUP」に統一する。

※変更後はPC再起動が必要です。


STEP2 PC-Bのデスクトップに共有フォルダを作成する。


デスクトップの何もない所を右クリック→「新規作成」→「フォルダ」を選択。
→フォルダの名前は任意で決めます。(この記事では「共有フォルダA」とします)

WS000004.JPG


その後、フォルダを共有するように設定していきます。

WindowsXP
共有フォルダAを右クリック→「プロパティ」を開く→「共有タブ」を開き、次のように設定します。
  • 「ネットワーク上でこのフォルダを共有する」→ON
  • 「ネットワークユーザーによるファイルの変更を許可する」→ON
  • WS000005.JPG


    WindowsVista/7/8
    いくつか手順を踏みます。

    1.共有フォルダAを右クリック→「プロパティ」を開く→「共有タブ」を開く。


    2.「詳細な共有」ボタンをクリック。


    7Share1.png

    3.「このフォルダーを共有する」にチェックを入れて、更に「アクセス許可」のボタンをクリックする。


    7Share2.png

    4.「Everyone」と表示されていることを確認し、「フルコントロール」を「許可」するようにチェックを入れて、OKをクリックする。


    7Share3.png

    5.更にOKをクリックすると、青枠の部分で共有フォルダのパスが出てきます。これが出たら画面を閉じて完了です。


    7Share4.png


    STEP3 PC-Aから共有フォルダを開いてデータ移動。


    WindowsXP
    マイコンピュータを開き、画面左から「マイネットワーク」を開きます。

    WS000006.JPG


    更に、「ワークグループのコンピュータを表示する」を選択します。PC-Bが現れます。

    WS000007.JPG


    WindowsVista/7/8
    エクスプローラーを開き、「ネットワーク」を選択すると、PC-Bが自動的に現れます。


    PC-Bにアクセスすると、共有フォルダAが見えますので、そこをダブルクリック。あとはそのフォルダにデータをコピーしていくだけです。

    WS000008.JPG


    もしもこの段階で、PC-AからPC-Bの共有フォルダが見えないなどの状態が発生する場合、ルータ側やサーバの設定で、双方間の通信が遮断されている場合があります。設定を一度ご確認の上で再試行してみてください。

    【関連リンク】
    《ネットワーク》パソコン間のデータ移動を「LANケーブル1本」で行う方法
    《お勧め》高速でのファイルコピーを実現!「マッハCopy」

    posted by アドミン at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | テクニック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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