ニフティクラウド、クラウドをOEMでビットアイルへ提供。ビットアイルのデータセンターにニフティクラウドと同じクラウド基盤ソフトウェアを展開
ニフティは企業向けクラウドサービス強化の一環として、同社が展開する「ニフティクラウド」のOEM版を、データセンター事業者のビットアイルに提供することを発表しました。
具体的にはビットアイルのデータセンターに、ニフティクラウドを構成している基盤ソフトウェアと同じものを展開し、ニフティクラウドと同様の機能を持つクラウドサービスの提供を行うというもの。ビットアイルが「ビットアイルクラウド Nシリーズ powered by ニフティクラウド」という名称で販売やサポートなどを行います。10月1日開始予定。
ニフティにとってクラウドのOEMはこれで5社目。これまでケイ・オプティコム、So-net、富士通マーケティング、クララオンラインなどに提供してきており、ニフティ代表取締役社長の三竹兼司氏は、今後も積極的にクラウドのOEMを提供していきたいと記者発表会において発言しました。
併せて、ニフティクラウドとビットアイルデータセンターをダイレクト接続を予定していることも発表しました。
ニフティクラウドのクラウド基盤はVMwareのテクノロジーを採用しているため、エンタープライズでの利用と相性がよいものとなっています。同社が提供するニフティクラウドもこれまで積極的にエンタープライズ市場にコミットし、機能強化を進めてきました。
同社は現時点で受注件数の70%近くがエンタープライズ用途であることを明らかにしており、ニフティクラウドに対して今回、有人監視サービスやVPNゲートウェイなど、エンタープライズ向けのさらなる機能強化も発表しました。
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