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 東京都立代々木公園(渋谷区)とその周辺で発生したデング熱の国内感染で、都が公園内10カ所で3日に採取した蚊のうち複数箇所で、ウイルスが検出されたことが4日、分かった。現在もウイルスを保有する蚊が公園と周辺に生息していることになり、都は駆除などの対策を練り直す検討を始めた。

 都は2日に公園内10カ所に蚊を捕獲するための仕掛けを設置し、3日に回収して都の研究機関でウイルスの保有状況を調べていた。デング熱を巡っては、3日までに11都道府県で47人の感染が確認されている。いずれも海外の渡航歴はなく、代々木公園とその周辺を訪れていた。