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米の慰安婦銅像 撤去求めて上訴
9月4日 15時04分

アメリカ・ロサンゼルス近郊の市の公園に設置された、いわゆる従軍慰安婦問題を象徴する銅像を撤去するよう地元の日本人らが求めた裁判で、連邦地方裁判所が先月、訴えを退けたことを不服として、原告らが上訴しました。

この裁判はロサンゼルス近郊のグレンデール市の公園に去年設置された、いわゆる従軍慰安婦問題を象徴する銅像を撤去するよう地元の日本人らで作る団体が求めていたものです。
原告は、銅像の設置は外交問題に市が特定の態度を表明することになり、連邦政府にだけに認められる外交権限の侵害に当たると主張しましたが、連邦地方裁判所は先月、原告の訴えを棄却しました。
これについて、原告側は3日、裁判所の判断を不服として連邦高等裁判所に上訴したと発表しました。
また、原告側は像に添えられた「日本軍によって20万人以上が強制的に慰安婦にされた」などと記された碑文についても、市議会の承認を得ていないもので、設置の手続きに問題があったなどとして撤去を求める訴えを新たに起こしました。
一連の裁判について、原告側は「一部の国が慰安婦問題を日本に対する悪いイメージを作るために利用している。われわれは戦争中の売春の問題を公正な観点から検討することによって国際関係を改善するために裁判を続けている」などとコメントしています。

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