米国:地上部隊200人参加…ウクライナで合同演習へ
毎日新聞 2014年09月04日 11時09分
【ワシントン西田進一郎】米国防総省のウォレン報道部長は3日、米軍の兵士約200人が15日からウクライナ西部のヤボロフで開かれる合同軍事演習に参加すると明らかにした。ウクライナ政府と親ロシア派武装勢力の緊張が高まって以降、米軍がウクライナの地上に部隊を送るのは初めて。ウクライナ政府を支援する姿勢を明確に示し、親露派を支援するロシアをけん制する狙いがあるとみられる。
ウォレン氏によると、訓練は15〜26日に実施され、両国など計15国が参加を予定。米軍は、イタリアの基地に所属する空挺(くうてい)旅団の兵士を参加させる。
このほか、米・ウクライナ両軍が毎年開催している多国籍の海上演習を8〜10日にウクライナ南の黒海で開くことや、ポーランド空軍との共同訓練を4日から10月8日まで実施することも明らかにした。