中国が外国人調査員2人に懲役刑、グラクソの調査を担当
2014年08月09日 20:26 発信地:上海/中国
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×中国・上海(Shanghai)の裁判所のテレビ画面に映された、英国人のピーター・ハンフリー(Peter Humphrey)被告(2014年8月8日撮影)。(c)AFP/JOHANNES EISELE
【8月9日 AFP】中国・上海(Shanghai)の裁判所は8日、個人情報を不正に取得し、売却したとして、英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GlaxoSmithKline、GSK)に雇われ調査などを行ったコンサルティング会社の英国人のピーター・ハンフリー(Peter Humphrey)被告と、米国籍の妻、ユー・インゼン(Yu Yingzeng)被告に懲役刑を言い渡したと発表した。
2人はGSKが贈賄容疑を持たれた直前、同社中国法人の責任者だったマーク・ライリー(Mark Reilly)氏の性行為を撮影したビデオの出所を調べるために、同社により雇われたという。
裁判所の職員は、「市民の個人情報を不正に取得した罪で、裁判所はピーター・ハンフリー被告に懲役刑2年6月と、罰金20万元(約330万円)、また国外追放を言い渡した」と述べた。また、ユー被告には2年の懲役刑と罰金15万元が科された。
GSKは組織的汚職の疑いが持たれており、5月にはライリー氏が従業員に病院や医師、保健施設への贈賄を指示した容疑に問われている。しかし今回の判決では、GSKに関する言及はなかった。(c)AFP
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