中国メーカーCHUWIの10.8インチAndroidタブレット「HiPad Pro」の実機レビューです。HiPad Proは中国メーカーの比較的低価格なAndroidタブレットとしては「高性能」と言えるスペックで、筐体デザインも非常に洗練されたものになっていますので、日本でもかなりの人気になるのでは?と予想しています。
なお、今回のレビュー機は「市販前の試作機」というコンディションです。CHUWIから実機を提供していただきました。貴重な機会をいただけたこと、この場にて御礼申し上げます。ありがとうございました。
・低価格帯Androidタブレットとしては高性能
・Widevine L1対応!
・10.8インチとちょっと大きめで高精細なディスプレイ
・ディスプレイにはパンチホール型カメラ
・4スピーカー搭載
・美しいデザインで質感の高い筐体
ここはイマイチ
・ハードウェア性能の割にアプリが低機能
・カメラ性能が低い
販売サイトはこちら
CHUWI HiPad Pro:CHUWI Official Store(Aliexpress)
※8月3日-5日に発売記念セール開催
目次 []
1.CHUWI HiPad Pro スペック
CHUWI HiPad Pro | |
OS | Android 11 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 662 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.8インチIPS(1,940 × 1,212) |
LTEバンド | B1/2/3/4/5/7/8/17/20/38/39/40/41 |
SIM | デュアルSIM(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン5MP/アウト8MP |
バッテリー | 7,000mAh |
サイズ | 245 × 157.7 × 7.2 mm |
重量 | 480 g |
ディスプレイ解像度を「2,560 × 1,600」と表記していましたが、正しくは「1,940 × 1,212」でした。スペック表を訂正しました。ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。
ポイント
・最新OS、Android 11を搭載
・CPUのSnapdragon 662はAntutu Ver.8スコアが約18万点
・RAM8GB、ストレージ128GBと、タブレットとしては大容量
・ディスプレイ面はナローベゼルでパンチホール式カメラ
・4,096段階の筆圧に対応するペン入力が可能
・4スピーカーを搭載
・WidevineはL1
コメント
CHUWI HiPad Pro、なんと言っても最大の注目点は「Widevine L1」という点でしょう。個人的には視力が悪いこともあってあまり気にしていませんでしたが、多くの読者は「NetflixやAmazonプライムが高画質で視聴できる」というのは「朗報」だと思います。XiaomiやHUAWEI、OPPOなどの大手中国メーカーのスマホだとL1というのは普通だと思いますが、CHUWIやALLDOCUBE、Teclastなどの比較的新興のメーカー品としてはおそらくこの製品が最初のL1対応機だと思います。
それと、詳しくはこの後筐体説明のところで触れますが、デザインも先進的です。タブレット製品にしてなんと「パンチホールカメラ」になっています。これもウインタブがこれまで実機レビューしてきたタブレット製品としては「初」ですね。
CPUは中国メーカー品としては珍しく、Snapdragonを搭載しています。Snapdragon 662なので、ハイエンドクラスとは言えませんが、ベンチマークスコアが気になるところ。またRAMも8GBと大容量なので、ゲームプレイもそこそこ楽しめそうです。
2.CHUWI HiPad Pro 筐体
同梱物
同梱物です。ペーパー類は「検査報告書」と「保証書」のみ。あとはACアダプターと充電用のUSB Type-A – USB Type-Cのケーブル。レビュー機は試作機というステイタスのため、製品版とは同梱物が異なります。製品版ではこの他に取扱説明書、それと、SIMスロット開閉用のピンも同梱さます。また、ACアダプターは日本のコンセント形状とは異なるものでしたが、これも製品版では日本のコンセント形状に合うものが付属します(すべてCHUWIに確認済み)。
今回、この他にキーボード(兼タブレットカバー)とスタイラスペンも一緒に送っていただいたのですが、これらはオプション品ですし、別項でご説明します。