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Windows

Windows 10のソースコードが流出、そのサイズは? 6

ストーリー by headless
証拠 部門より
Windows 10の未公開ビルドやツール、コア部分のソースコードがオンラインに流出したとThe RegisterのChris Williams氏が主張している(The Registerの記事The RegisiterのツイートThe Vergeの記事Ars Technicaの記事BetaArchiveの声明)。

この件について osdn 曰く、

流出していたのは Shared Source Kit で、ごく一部の開発者にライセンスされているものです。ドライバなど低レベル(つまり高位な権限)で動作する部分のコードも含まれるため、一般には参照できません。データがアップロードされていた BetaArchive からは既に削除されていますが、内部のコードがあればゼロデイ攻撃などが容易になりかねません。実際に2004年の流出脆弱性の発見に繋がりました。

Williams氏は流出したデータが合計32TBにおよび、圧縮後のサイズが8TBだと述べている。ただし、証拠として示されているのはBetaArchiveのフォーラム掲載されたリストのスクリーンショットのみだ。サイズの根拠も示されていないが、数字から見て3月24日にBetaArchiveで大量に公開されたWindows 10/Server 2016のベータビルドのことだと思われる。フォーラムでリストアップされているビルドの3分の2弱が未公開ビルドのようだが、あとはWindows Insider 10 Previewとして提供されたビルドだ。アップロード者は数多くのWindows InsiderビルドをMicrosoftから直接ダウンロードしたと述べている。未公開とみられるビルドは既に試用期限の切れた古いものが多く、Redstone 2(Creators Update)ビルドはすべてInsider Previewで提供されたビルドとなっている。

ソースコードが含まれるというShared Source Kitだが、Williams氏は実際に内容を確認していないとみられ、内容の説明も伝聞となっている。Williams氏への情報提供者についても、BetaArchiveで公開されていたファイルの内容を説明したのか、Shared Source Kit一般の話をしたのかは不明だ。なお、MicrosoftはShared Source Initiativeで提供しているソースコードの一部が含まれることを確認したと述べているそうだ。

一方、BetaArchiveではShared Source Kitフォルダーに含まれていたファイルは各100MBのリリースが12件、合計1.2GBであり、コアソースコードとしては小さすぎると述べている。また、3月24日付で大量に公開された未公開ビルドなどはフォーラムメンバーやWindows Insider Programメンバー、Microsoft Connectメンバーなどさまざまなソースから提供を受けたものだという。これらのファイルは公開しても問題ないと考えているが、Microsoftから要請があれば公開を中止するとも述べている。Shared Source Kitについては自主的に削除したもので、Microsoftから削除要請があったわけではないとのことだ。

  • by Anonymous Coward on 2017年06月25日 15時37分 (#3233809)

    https://blogs.msdn.microsoft.com/bharry/2017/05/24/the-largest-git-rep... [microsoft.com]

    32TBにはインストールイメージも含まれてるそうだが、一般公開されたISOイメージだけで何TBあるか知ってるかね?

    ここに返信
  • Beta Archive によれば、ソースコードの一部が含まれていることを Microsoft が確認したそうです。

    Update 09:58 GMT 24/06/2017
    A spokesperson for Microsoft contacted The Register and said: "Our review confirms that these files are actually a portion of the source code from the Shared Source Initiative and is used by OEMs and partners."

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      しまった、これは記事に書いてありましたね。「冗長」で沈めてください。
      それだけでは申し訳ないので、もうひとつ話題提供をします。

      Ars Technica の記事では、流出したコードよりも、
      それが流出するような Microsoft の体制のほうが問題だと書いています。
      何らかの攻撃が成功して侵入されたのか、
      信頼できると思っていたパートナー企業に裏切られたのか、
      いずれにしても Windows の安全性に疑問を投げかけるものだと。
      オープンソースに慣れたスラド読者にとってはおかしな話かもしれませんが、
      こういう点からも楽しくお話をしていただければと思います。

  • by Anonymous Coward on 2017年06月25日 17時00分 (#3233827)

    記事でも触れられてる2004年の流出時はソースコードに書かれたコメントが面白かった記憶。
    またああいうのみたい

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2017年06月25日 17時07分 (#3233829)

    圧縮するのに何日かかって、アップロードに何日かかるんだろ。

    ここに返信
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ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ

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