西島秀俊は「スイーツ男爵」　新木優子が明かした『CRISIS』俳優の素顔

小栗旬、西島秀俊が共演する連続ドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』（カンテレ・フジテレビ系）に出演中の女優・新木優子が5月22日（月）、大阪・カンテレ本社で行われたトークイベントに登場。ドラマの撮影裏話を明かしたほか、劇中でも見せているカリ・スティックを使ったアクションを、集まった約200人の観客を前に生披露した。

元自衛隊員の稲見朗（小栗）、元公安の田丸三郎（西島）らさまざまな分野のスペシャリストが所属する警視庁の秘密部隊「公安機動捜査隊特捜班」のメンバーが、国家を揺るがす凶悪事件に立ち向かうアクションエンタテインメントドラマ。新木は、元凄腕のハッカーで、サイバー情報分析のスペシャリスト・大山玲を演じている。

ストライプのロングワンピース姿でステージに登場した新木は、大阪のファンの歓迎を受け、「大阪にはお仕事で何度も来ていますが、とても活気のある街。食べ物もすごくおいしくて、来たときは、いつもたこ焼きを買って帰るのを楽しみにしているんです」と笑顔を見せた。

凄腕ハッカーを演じるにあたり、「ブラインドタッチの練習」にも励んだという新木。大山ならではのシーンとして、特捜班メンバーに事件の概要などを説明する“長ゼリフ”をあげ、新木は「これはひたすら読んで覚えるしかない。冷静な顔でセリフを言っていますが、頭の中はパニックです（笑）」と知られざる苦労を明かして会場を笑わせていた。

特捜班では紅一点、しかもほかのキャストより年齢も若いとあり、「撮影に入るまでは緊張していた」という新木だが、「みなさんがすごく気さくに話しかけてくださって、すぐに馴染めました」と語る。現場では「スイーツの差し入れ」が充実していたとのことで、これに大きな役割を担っていたのが、実は大の甘党という西島。「西島さんが差し入れてくださるスイーツがとてもおいしくて。さすが“スイーツ男爵”です（笑）」と知られざる素顔を明かしていた。

一方、小栗はコーヒーメーカーを差し入れ、「20種類ぐらいあるドリンクの中から、いつでも好きなものが飲める」という「喫茶小栗」なる憩いの場が設けられているという。そんな小栗は新木いわく、現場で一番のムードメーカーといい「本当に気さくで、スタッフやキャストの誰にでもやさしく話しかけてくださるんです。仲良くなるにつれて、私のことを『ユンピョウ』とファンのみなさんの間で呼ばれているあだ名で呼んでくださったり（笑）。そんな小栗さんのおかげで、現場の雰囲気がとても和みました」とドラマの“座長”小栗の心遣いを振り返った。

そして、本作の大きな見どころのひとつとなっているのが、迫力のアクションシーン。特捜班のメンバーは、いずれも「カリ」と呼ばれる武術の使い手で、特に長さ約60cmの棒状の武器「カリ・スティック」を巧みに操りながら犯人を制圧する独特のスタイルが見る者を圧倒する。新木もカリの特訓を受け、1回につき3時間の練習を何回もこなしたとか。

「アクションには初挑戦だったこともあって、練習が大変。基本の受け身や、立ち回りの流れを教えてもらうんですけど、翌日に撮影があると、体が筋肉痛でまた大変で（笑）」とトレーニングを積んだだけに「動きは体に染みついていると思います」とのこと。そこで、カリ・スティックを使ったアクションをステージで生披露することに。ドラマの演出を手がける白木啓一郎監督とリズミカルな殺陣のようにステッィクを合わせるアクションを見せ、大喝采を浴びた。

また、イベントには主題歌『I need your love』を歌う実力派シンガー・Beverlyも登場し会場を沸かせた。

『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』は毎週火曜21時～カンテレ・フジテレビ系にて放送。