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人工知能

中国の新興企業が人工知能を使って肺がんを正確かつ迅速に発見する技術を開発 15

ストーリー by hylom
人工知能による判断が主流になるかも 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

中国では毎年60万人が肺がんで死亡しており社会問題化している。中国のスタートアップ企業Infervisionは、機械学習とコンピュータビジョンを使用して、肺がん患者の病変や結節を迅速に発見するための技術を開発した。中国では放射線医師は8万人ほどしかいないにもかかわらず、1年に14億件の放射線検査を診断する必要があり、放射線医師不足が深刻なのだという(TechCrunchinsideHPCInfervisionSlashdot)。

今回開発されたInfervision AIプラットフォームは、2003年のSARS発生以降、中国病院に設置されたデジタルインフラストラクチャを活用している。中国各地の20の病院のデジタル健康記録リアルタイムで収集、機械学習させたことで、すべてのカテゴリーにおいて放射線医師より正確に予測することができたとしている。また従来は15分かかっていた診断プロセスを大幅に減らすこともできたという。

  • 「青空は年に数日」 中国・大気汚染と闘う街
    http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/050900082/ [nikkeibp.co.jp]

     中国では毎年、推定110万人が大気汚染によって亡くなっている。唐山は国内で6番目に大気汚染が深刻な町であり、上位5位までの町もすべて河北省にある。一帯の工場や発電所から排出される石炭の煙は北京の方角へ流れていき、悪名高い大気汚染の一因となっている。

    ここに返信
    • 機械的な診断のほうは短期間で技術開発して展開できるけど、大気汚染のほうは既存の産業・経済・法制度・利権など複雑に絡んでいて、すぐにどうこうできんでしょう。

      それより、1年に14億件の診断ってすごいな…。なんでそんなに多いんでしょう。

      • 日本の水俣病で考えてみると、メチル水銀が海に流され始めたのが、戦後すぐ。
        公的に認定されたのがそれから10年後、原因の究明に12年。
        水俣湾の安全宣言がそれから30年。

        ま、それに比べれば早いと思うぞ。

      • by Anonymous Coward

        つまり人工知能を使って中国の大気汚染の改善策を考えさせた方が、より効果的と言う事ですね!

        #そして人工知能が人間を間引くようになり、世界はスカイネットの支配下に。

        • by Anonymous Coward

          問題は実行力の方だろうから、どんなに優れた改善案が出せても意味がない。

          だから人工知能の思うままに操れる人間型インタフェースを官僚にして……。
          やっぱりスカイネットが必要なようだな。

      • by Anonymous Coward

        >それより、1年に14億件の診断ってすごいな…。なんでそんなに多いんでしょう。

        人口と同じだね・・・

      • by Anonymous Coward

        >機械的な診断のほうは短期間で技術開発して展開できるけど、大気汚染のほうは既存の産業・経済・法制度・利権など複雑に絡んでいて、すぐにどうこうできんでしょう。

        それ以前に中国の行政権はこんな新興のスタートアップ企業が保持していたのかってのが驚愕だ。
        いや規制の為の法整備なんかも考えると立法権も持っているのかも知れないな。

    • by Anonymous Coward

      だな。日本のタバコもだが目先の利益にとらわれすぎ

      • by Anonymous Coward

        何故か日本のタバコに飛び火してる・・・

        • by Anonymous Coward

          そりゃ画像認識技術のベンチャー企業に「大気汚染をどうにかしろ」ってアホ言っているからな。
          無関係って所ではどっこいどっこいだろ。

    • by Anonymous Coward

      なんでそれを医学関連の技術開発している人に言うのだ?って疑問が。
      何故か貴方の思った優先事項に従っての行動しか許されないって前提でも有るのか?

      人間は一人っきりでは無いのだから(どころか12億人も居る国だろ)、それぞれの人間がそれぞれの事をやれば良いと思うのだが。

      それに本当に中国には一人も大気汚染対策について対策を考えている人は居ないの?
      なんかニュースでポツポツとは見た覚えも有るのだけど。

  • by Anonymous Coward on 2017年05月12日 15時57分 (#3209688)

    画像診断には専用のカラーキャリブレーションされた色深度の深いモニタを使うとか。
    ヘッドレスGPUファームで処理できれば機材の性能保証の必要も減る。

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2017年05月12日 16時11分 (#3209701)

    Enlitic [nikkeibp.co.jp]とか、Riverain Technologies [nikkeibp.co.jp]などがCT画像からディープラーニングで肺がん検出をやっていますね。このあたり [ventureclef.com]参照。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      2012年に富士フイルムも似たようなことしてますね。
      http://www.news2u.net/releases/104774 [news2u.net]

      • by Anonymous Coward

        富士フイルムは画像診断系システムは結構進んでいて、マンモグラフィーの画像から乳がん診断とか、超音波断層撮影の動画から画像診断とか、ある意味この分野の最先端です。もしかして、中国企業がやったってことがニュースなのかい?

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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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