学生時代の「ガラパゴス腹筋」を引きずっていませんか?
実は間違えている人が多い、腹筋のやり方
腹筋を鍛え、ぜい肉のない体形マネジメントを習慣づけるためには、自分の腹筋を鏡で見て「おっ、効いているな」とトレーニングの手ごたえと喜びを実感することも大切です。
ところが実際には、間違ったNGフォームで腹筋運動に取り組んでいる姿がよく見受けられます。今回は、「正しい基本の腹筋のやり方」と「よくあるNG腹筋例」について、ご紹介していきます。
【よくあるNG腹筋例1】完全に起き上がらないとダメだと思い込む
まず、よくあるNG腹筋例からご紹介していきましょう。上記の写真のような腹筋は、ひと昔前には当たり前のように見られたフォーム。腹筋を鍛えるために身体を中央から折りたたんで、上半身を完全に起こしていますが、実はここまで起き上がる必要はありません。腰への負担がかかりやすいやり方ですので、注意が必要です。
【よくあるNG腹筋例2】勢いや反動で起き上がって回数を稼ぐ
腕や脚の力を使って腹筋したり、写真のように勢いや反動で体を起こすだけでは、筋肉に適切な刺激を与えることができません。例えば「腹筋100回ならラクラクできる」という人もいますが、トレーニング後、特に腹筋に適度な疲労感やハリがなければ、実はその腹筋はあまり効いていないかもしれません。
「人は、どうしてもラクな方法に流れてしまうもの」ということを頭の片隅に置いておいて、フォームを意識して腹筋してもらえればと思います。
次ページでは、「正しい基本の腹筋のやり方」について、解説していきます。